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【取材】愛知医科大学 医学部医学科 推薦入試について②

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平成29年度の医学部推薦入試は11月12日の岩手医科大学、獨協医科大学、金沢医科大学、川崎医科大学から始まり、12月7日の産業医科大学まで続きます。

推薦入試は出願資格として評定平均値や卒業年度の制限があることから、一般入試よりも倍率が低く、また、学力以外に人物評価や小論文などが重視されることから、現役生にとって医学部に入る大きなチャンスです。

しかし、その一方で、入試問題や配点が公表されない大学が多く、また、問題の傾向が各大学で相当異なっているため、対策が取りにくいという問題があります。

学力検査の問題が、高校の教科の枠を超えた範囲から出題されたり、小論文・面接試験が独特で、大学ごとの対策が必要であったりと、一般入試にはない難しさがあります。

愛知医科大学医学部医学科の推薦入試について、富士学院 名古屋校 玉置 昌久 校舎長にお話を伺いました。

――

よろしくお願いいたします。今回は、試験について詳しく伺いたいと思います。まず、愛知医科大学医学部医学科の推薦入試の入試内容と試験のスケジュールについて教えてください。

玉置:

まず、入試内容についてですが、「公募制推薦」「愛知県地域特別枠A方式」については、基礎学力試験(英語・数学)と小論文、面接を行います。試験は両枠とも同一の内容で行われます。「国際バカロレア枠」については適性検査と面接が課せられます。

次に試験当日のスケジュールですが「公募制推薦」「愛知県地域特別枠A方式」については、午前中に小論文、数学、英語の筆記試験がそれぞれ60分で行われ、お昼の休憩を挟み、午後から順次面接試験が行われます。一般入試のように一次試験・二次試験という形には分かれておらず、すべてが1日で行われます。そのため受験者全員が必ず面接試験を受けることになります。

――

基礎学力試験というと、適性検査のように思ってしまう人も多いと思いますが、実際はどのような試験なのでしょうか。

玉置:

「公募制推薦」「愛知県地域特別枠A方式」で行われる基礎学力試験は、適性検査のようなものではなく、一般入試のような学科試験です。英語は例年大問4題構成で長文3題と語彙問題・英文整序問題1題という構成になっています。60分で大問4題が出題されるため、試験時間が短く感じる受験生もいると思います。出題される英文は医学における専門知識を問う内容はほとんどありません。また文法・語彙の問題では、英語短文の記述が示す英単語1語を書かせる問題や英文整序問題で構成されており、ここ数年はこの傾向が続いています。数学は、一般入試と同様に解答方式が全て記述式で部分点があります。例年大問4~5題構成で出題されます。部分点がありますので、最後まであきらめずに書くことが重要です。

――

試験の難易度はどれくらいでしょうか。また、夏休みを過ぎたこの時期、どのような対策が有効でしょうか。

玉置:

ここ数年合格には基礎学力試験(英語・数学)で60%を超える得点率が必要だったと聞いています。今年度は1浪生も入ってくるため、合格最低点は上がることが予想されます。65%以上の得点率を目標にして日々の学習に取り組んでいってほしいと思います。この時期からの対策としては、数学は出題傾向に沿って、教科書の例題問題や章末問題を確実に解ききれるようにすることが重要です。また英語は語彙・並べ替え問題を確実に得点できるように練習を重ね、あまり長くない長文を、時間を設定して読んでいく練習を心掛けてください。また英語・数学と同様に面接・小論文の練習をすることが必要です。

――

ありがとうございます、次に、小論文について教えてください。

玉置:

小論文は例年、大問2題で構成され、与えられた文章を読み、問題に沿って解答をする形式です。記述字数はそれほど多くないので、何が問われているのかを的確に把握し、簡潔に解答することが求められます。試験時間は60分ですが、例年時間が足りなかったと話す受験生は少なく、時間は充分間に合うと思います。受験生の倫理観や常識を問うような問題も見られます。慣れない小論文の書き方やルールも含め、しっかりと練習しておくことが必要です。

――

最後に、面接試験について教えてください。

玉置:

面接形式は個人面接(面接官3名/受験生1名)、面接時間は約20分行われます。面接官は願書や調査書なども見ながらそれぞれ順番に質問をしていきます。愛知医科大学の面接は、オーソドックスな質問だけではないのが特徴です。もちろん自身の将来像や高校時代のこと、友人のことなど、どの大学でもよく聞かれる内容もありますが、「受験生の本質が知りたい」という大学の思いもあり、その場で考えなければいけないような質問もよく聞かれます。

――

その場で考えなければいけないような質問というと、どのようなものでしょうか。

玉置:

例えば、絵を見せられて、その絵にタイトルをつけなさいという質問や、最近なるほどと思ったことは?など普通の面接では問われないような問題で、その場で考えなければいけないような質問をされます。

――

小論文、面接はかなり重視されるのでしょうか。

玉置:

重視されていると思います。小論文、面接は5段階評価されており、たとえ英語・数学の学力試験が良かったとしても、一発で不合格になることもあります。ですから英語・数学だけでなく、小論文・面接も含めて、推薦入試という事をしっかり自覚して取り組んでいかなければなりません。

玉置 昌久
医学部受験富士学院 名古屋校校舎長
玉置 昌久
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