【取材】アイメディカ 佐野 祐子 先生

アイメディカの指導とRWT

平野:

少人数制指導と個別指導はよく聞きますが、アイメディカでやっておられるRWTというのは初めて聞く単語です。どのような指導か教えていただけますか。

佐野:

一言でいえば、講師による監督付きの演習授業です。Review With Teacherの頭文字をとって、RWTと呼んでいます。

アイメディカでは、授業後、その日の講義内容に合わせて作成したオリジナル問題プリントにより、講師の監督のもとで演習を行います。

その間、講師は、生徒からの質問を受け付けるほか、問題を解いている生徒一人ひとりをチェックして回り、必要を感じたら、すぐに指導を行うというものです。

平野:

なるほど、しかし、監督付きの演習時間であれば、ほかの予備校や塾でも実施しているようです。

佐野:

確かに、監督付きの演習時間は他の塾や予備校にもありますが、 アイメディカのRWTは、 その日の授業とリンクしていること、学習計画表にもとづいて計画的に実施されていることが大きな特長です。

生徒は、授業の記憶が残っている状態でRWTに入り、演習を通じて知識や解き方の整理をし、問題への応用方法を学ぶことができます。理解できていないところや、間違えて覚えてしまっているところは、 RWTの講師による指導を受けられますから、何も知らない状態から応用力まで一気に身につけることができ、最も効率のよい学習をすることができるのです。

アイメディカの講師陣

平野:

学習計画表にせよ、少人数個別指導やRWTにせよ、講師陣に力が無いと十分な成果を出すことができませんね。

佐野:

そうですね。学力が十分でない段階や、 勉強を始める春先の段階では、一斉授業で先生から一方的に流れてくる知識を頭に流し込んでも、十分に定着しません。

この段階では、 授業中に理解できないことがたくさん出てきます。授業で習ったことを理解するために必要な知識や解法が十分定着していなかったり、 初めて聞く知識や解法をうまくイメージできなかったりするからです。生徒のこうした状況を把握し、その時その時に最適な指導ができるのは、実力のあるベテラン講師だけです。

平野:

その通りです。学生講師や力のない講師は勢いで押すことはできても、生徒の状況に合わせて、というのが難しかったりしますね。

佐野:

そうです。その段階が過ぎて知識や解法がある程度定着してくると、それらを使って新しい知識を理解したり、問題へ応用できるようになってきます。すると、 先生の解答をそのまま覚えるのではなく、 別解や異なる表現の仕方を考えるようになります。この段階に対応できるのもベテランだけです。

平野:

生徒の状況を正確に把握するのが難しいですからね、どこまでわかって、何をしようとしているのか、次にどう躓くのか。これを見抜くにはそれなりの経験が必要です。

佐野:

どちらの段階でも、一方的な授業は効率がよくありません。対話が重要です。授業中やRWTの最中に生徒と先生が常にコミュニケーションしていなくてはいけません。授業中に先生と質疑応答をしたり、場合によっては生徒の間違いを先生が見抜いて、その場で直したりするような、 対話のある授業が理想的です。

このような授業は、 少人数制授業または個別指導で、レベルの高いベテラン講師でないと実現できません。ですから、 アイメディカは少人数、個別、ベテラン講師にこだわっています。