平野:

メルリックス学院生がどのようなスケジュールで受験までを過ごすのか伺いたいと思います。

田尻:

まず、入学から授業開始までの流れを簡単にご説明します。

2017年度の入学申し込みは2017年2月1日から開始しており、定員になり次第、募集を締め切らせていただいています。

メルリックス学院では、基本的にどのような学力の方でも受け入れておりますが、私立医学部選抜コースのみ選抜試験を実施しております。選抜試験は2月1日から毎日実施しています。

平野:

年間スケジュールを見ますと、春期は「春期講習」と「開講前ゼミ」とあります。

田尻:

春期は前期から始まる授業に向けての準備という側面があります。春期講習(原則必修)、開講前特別ゼミ、個別指導を受講することができます、希望者には個別に学力相談をします。春期の終盤にクラス分けのための学力判定テストがあり、開講オリエンテーションでクラスの発表を行います。2017年の前期授業は4月17日からスタートします。

入学から卒業までの年間スケジュール

    行事 模試 生徒面談
3月 春期 春期講習
開講前ゼミ
東海大学編入対策講座Part1
   
4月 学力判定テスト
開講オリエンテーション
前期授業開始
  前年度の反省
今年度の目標
前期
5月 チェックテスト開始 全統マーク模試
全統記述模試
学習状況の確認
6月 東海大学編入対策講座Part2 ベネッセマーク模試 夏期学習計画
7月 夏期講習 ベネッセ記述模試 前期学習状況と反省
夏期
8月 夏期講習
一般入試達成度判定テスト
全統マーク模試 後期学習計画
9月 後期 クラス替え
後期授業開始
入試日程説明会
推薦入試対策講座
全統記述模試 推薦入試受験校相談
10月 センター試験出願
推薦入試対策講座
全統記述模試 一般入試受験校相談
11月 インフルエンザ予防接種
推薦入試対策講座
  一般入試受験校決定
冬期
12月 願書記入会
冬期講習
一般入試対策講座
  直前期学習計画
1月 直前期 一般入試対策講座   模擬面接
2月 グループ討論対策講座   模擬面接
平野:

コースにはどのような種類がありますか。

田尻:

既卒生のコースには、選抜試験に合格すると入学できる「私立医学部選抜コース」、試験なしで入ることができる「私立医学部受験コース」、また「私立医学部基礎コース」があります。歯学部を目指す方のために「私立歯学部受験コース」もご用意しています。

そのほかに、個別指導のコースがいくつかあります。1コマから自由に受講できる「個別指導コース」、そして既卒生が年間を通して個別指導のみで学ぶ「完全個別コース」、また高校生のために「現役完全個別コース」もご用意しています。

コース詳細についてはこちらの記事をご覧ください
メルリックス学院 コース紹介

平野:

集団授業コースと個別指導コースの生徒は全く別々に学ぶのでしょうか。

田尻:

いえ、そんなことはありません。メルリックス学院では月謝制を採用していますので、集団授業と個別指導を自由に組み合わせることができます。生徒によっては、1科目のみ集団授業に出席して、あとの科目は個別指導を受講しているといったこともあります。

平野:

現役生は個別指導だけなのですね。

田尻:

高校生は学校によって授業進度が異なりますし、行事で授業に参加できなかったり、定期試験の対策が必要だったり、推薦入試やAO入試を受ける生徒など、集団授業ではなかなかきめ細かい指導をすることが難しいですね。メルリックス学院では、生徒1人ひとりに合わせたカリキュラムを組んで、個別指導で現役合格をサポートしています。もちろん、講師は医学部入試のプロフェッショナルですし、現役生用のオリジナルテキストもご用意しています。

平野:

夏期講習や冬期講習は本科生のみで、外部生は受け付けていないのですね。

田尻:

そうです。本科生には1年を通じてペースを乱さず、同じ雰囲気で落ち着いて勉強してもらいたいと思っています。同じ教材・同じ講師で年間を通して学ぶことにより、学習の定着を一層図ることができると考えています。

平野:

授業は前期から直前期まで5つに分かれていますが、各教科の進度はどのようになるのでしょうか。

田尻:

基本的には前期~後期前半に入試の標準問題を解くことができる力を養い、後期後半~直前期で実際の入試に対応できる応用力を養います。メルリックス学院の授業は1コマ120分で、演習と解説講義の両方を行うのですが、入試が近づけば近づくほど演習の時間が増えて、より実践的な力を身につけていきます。

平野:

さらに、推薦入試対策講座や一般入試対策講座などもあるようです。

田尻:

私立医学部入試と一口に言っても、大学ごと、試験方式ごとに試験科目も方式も難易度も配点も異なります。各大学に合わせたきめ細やかな対策をしておかないとなかなか合格することはできません。

平野:

二次試験対策も大学別に行われていますね。

田尻:

これまでの経験と受験生からの聞き取り調査、大学から直接得た情報などから、非常に多くのデータの蓄積があります。この蓄積を背景にした二次試験対策で、一次試験が通れば二次試験は必ず通すという自負があります。

大学ごとの講座や二次対策の詳細についてはこちらの記事をご覧ください
情報力を活かした大学別の対策講座

平野:

12月にある願書記入会ではどんなことを行うのでしょうか。

田尻:

願書記入会では生徒1人ひとりに受験校の入学願書をすべて無料で用意して一斉に配布します。さらに小論文の講師が志望理由を添削しますし、担任・副担任が出願書類の記入をお手伝いします。証明写真の撮影や切手の販売も行いますし、健康診断は近隣のクリニックをご紹介しています。11月にはインフルエンザの予防接種も行っており、生徒には勉強だけに集中してもらいたいと私達は考えています。

平野:

100人以上の大教室に詰め込まれて授業を受けていた私達の時代とは違い、最近は面倒見の良さを売りにする予備校が増えてきました。

田尻:

最近は大手予備校などでもチューターが付いて、生徒に学習指導や進路指導を行うようですが、私達は10年以上も前から個別担任制を導入しています。生徒1人ひとりに担任・副担任が付いて、毎月1回の面談だけでなく日常的に働きかけています。また、資格を持った専任のカウンセラーも常駐しており、生徒達の相談に常に乗ることができます。

平野:

それは生徒はもちろんですが、保護者にとっても心強いですね。

田尻:

やはり専任のカウンセラーがいると、生徒も何かあったらあの人に相談すればいいと思うようです。泣きながら駆け込んできた生徒が、カウンセリングを終えた後は笑いながら面談室から出てくることもよくあります。時には保護者の方の相談に乗ることもありますし、守秘義務がありますのでどんな相談をしていただいても大丈夫です。