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前回のコラムからかなりの時間が経ちましたが、今回は多浪生がどう受験と向き合えばいいのかについてお話をしたいと思います。

一般的に医学部受験において、多浪の生徒は現役生や浪数の浅い生徒に比べ、ハンディがある、つまり不利になるという話をよく聞きます。これは本当でしょうか?結論から言うと100%そうではありません。確かにその傾向が強い大学があるのは事実ですが、全てにおいてそうではなく、実際に富士学院からも6浪や7浪の生徒が今年度入試で見事医学部に合格をしていますし、昨年度は8浪の生徒も合格を果たす事が出来ました。

このように、過去においてもたくさんの多浪生が富士学院から合格を果たしています。但し、様々な大学関係者からの話を総合すると確かに多浪生に対する一般的な見方は他の受験生と比べると厳しいものがあるのも事実です。ではなぜ大学側が多浪生に対し、厳しい見方になるのか!?それは多浪生によくあるケースで本来は医師になるという目標のために頑張っていた事が、いつのまにか医学部に入る事が大きな目標となってしまい、医学部に合格にした事で、その目標が達成し、燃え尽き症候群になる生徒がある一定数以上いる事が一番大きな原因として挙げられます。

本来であれば医学部での勉強は医師になるためのスタートであるべきなのに、そのスタートが切れないというのは大学にとって、大きな問題であり、そういう生徒を嫌がるため、どうしても多浪生に対し厳しい見方をする大学が多くなるという事になります。また来年度入学者から産業医科大学を除くすべての医学部で教育カリキュラムが変わり、これまで以上に留年者が増える懸念があることも、その要因の一つだと考えられます。では多浪生が医学部合格を果たす為にはどうしたらよいのか!?“現役生や浪数の浅い受験生よりも点数を余分に取らないと合格できない”これもよく聞く話ですが、そういう事を考える必要は全くないと思います。ただでさえ、医学部受験には大きなプレッシャーがかかる中、他の生徒より余分に点数を取らないと合格出来ないと思う事が更なるプレッシャーを呼び、本来の力を発揮出来ないまま受験を終えてしまう受験生がたくさんいます。それこそまさに本末転倒です。これまでいろんな所でお話しをしてきましたが、大学側が求めているのは今後の医療業界を担っていく未来の人材です。大学自体にもその役割が求められており、考えるのであれば、自分自身がその医療業界の人材になる事を考えるべきです。多浪生であろうとも、いや多浪生だからこそ、より考えるべきなのです。

これまで良い意味でも悪い意味でもいろんな経験をしてきた、その経験を医学部6年間で、そして医師になってから何としても活かしていく、この決意と覚悟があるかないかはとても重要です。それはこれまで幾度となく挫折をし、そして乗り越えてきた経験こそある意味、大学側が求めている人材像にも通ずるからです。

大学合格がゴールではなく、医師になるためのスタートであるという強い自覚を持って、更にはこれまで経験した様々な事を医学部6年間で、そして医師になってからもしっかりと活かしていくという決意を持って面接に臨んでいけば、道は必ず大きく開いていきます。この事は過去富士学院から医学部に巣立っていった、たくさんの生徒達が証明しています。多浪生だからと自分を卑下するのではなく、むしろその事をプラスにしていく位の強い気持ちを持つ事が必要です。

大事なのは自分自身が人材として成長する事であり、まさしく人材になる事です。その決意と覚悟を持って、受験まで頑張っていきましょう。最後に、合格のためには受験する大学を慎重に選ぶ事も必要です。相談があれば出来る限り対応しますので、ぜひ、ご相談ください。