12699247_472240712978373_283046830_o医学部を目指す受験生の皆さん、また今後医学部受験に臨んでいかれる中学生、高校生の皆さん、はじめまして。医学部受験予備校富士学院の学院長坂本です。これから受験案内人として、医学部を目指す上での様々な情報や為になるお話を、このコラムを通して皆さんにお伝えしていきますのでどうか宜しくお願いします。まず第1回目の今回は、〝今後の医学部受験がどう変わっていくのか〟についてお話したいと思います。

皆さんは今後医学部の教育カリキュラムが大幅に変わっていく事はもうご存知ですか!?少なくとも2017年度入学者からは全ての大学で世界医学教育連盟(WFME)が提唱している国際基準に準じたカリキュラムへと変わっていきます。どこが一番に変わるのかというと、臨床実習の時間が大幅に増え、これまで以上に参加型の実習が増えてくるという事です。この事により、従来の講義にかける時間が大幅に圧縮され、医療の進歩に伴い、学習する量も増え、学習する質も高くなっている中、医大生の負担はこれまで以上に大きくなっていきます。今後は講義の前の予習や、講義後の復習が必至となり、これまで以上に医学を学ぶ上においての覚悟と志が必要となってくるでしょう。

そしてもう一つ、実はあまり大学では公表されていませんが、厳しくなる前の現在のカリキュラムにおいても、各大学毎に相当数の留年者が出ており、実際に留年を重ね、放校となる生徒や自主退学をする生徒が各大学共にある一定数いるのが今の医学部の現状です。現在のカリキュラムにおいても、医学部に合格しても医師になれない生徒がいる中で、今後更にきびしくなる新カリキュラムにおいては留年者を含め、その数が更に増えてくるのは必至です。そういう事を踏まえてか、最近は各大学共にこれまで以上に現役生志向が窺え、多浪生に対してはこれまで以上に厳しい評価をする大学が増えているようです。元々多浪生が厳しい評価にさらされるのは、本来は医師になる事が目標であるにもかかわらず、いつの間にか医学部に入る事が最大の目標となり、合格した事で、その目標が達成され、いわゆる「燃え尽き症候群」になる生徒が多くいる事が、その最大の理由です。それらに加え、今回のこの教育カリキュラムの変更は多浪生にとっては更に向かい風になっていきます。そういう事を踏まえ、医学部には出来る限り現役で、また浪人したとしても出来る限り早く、一年でも早く医学部に入る事が今後は更に求められてきます。では多浪生が医学部に入る事が全く無理なのか!?というとそうではありません。この事についてはまた今後のコラムで詳しく書いていきたいと思います。

話を続けます。医学部の教育カリキュラムが変わっていく事で、もう一つ受験に大きく影響してくるであろう事についてお話をします。それは面接と小論文試験の評価が今まで以上に重要になってくる事です。特に面接試験は現在、ほとんどの大学が取り入れており、医学部の教育カリキュラムが厳しくなればなるほど、医学部に入る、医師になる事の覚悟やその志が強く求められます。今後は面接試験そのものがその生徒の本質を問う試験となり、まさしく医学部入試は「大学に入る入試」というよりも「医師になる為の入試」という意味合いが更に強くなってくることでしょう。このコラムを読んでいる皆さん、今回書いてある事を参考にしてぜひ早めの準備をしてほしいと思います。

医学部受験においては早く準備をして損になる事は一切ありません。次回は多浪生が合格を勝ち取るポイントについてコラムを書きたいと思います。