DSC_0182こんにちは、メルリックス学院の田尻です。受験生の皆さんはセンター試験が終わり、各大学の一般入試に向けて最終調整に入っていると思います。今回は、2017年度の私立大学医学部一般入試のポイントについて配点・学費・日程の側面から、お話ししたいと思います。

① . 配点について

配点では、近畿大学医学部の配点の変更が注目されます。近畿大学医学部は昨年まで、数学100・英語200・理科300の傾斜配点になっており、数学Ⅲが試験範囲に入らないことから、数学が不得意な受験生にとって受験しやすく、また、理科や英語が得意な受験生にとって有利な大学でした。

 

しかし、2017年度入試では、依然として数学Ⅲは範囲に入らないものの、数学100・英語100・理科200となり、特別な配点では無くなったことから、特に理科や英語が得意でなくても受験しやすくなり、受験生が増える可能性があります。

 

② . 学費について

学費では、藤田保健衛生大学、国際医療福祉大学が注目されます。

 

藤田保健衛生大学は、学費が6年総額で640万円下がり、2980万円となりました。3000万円を切る金額になると受験生としても親としても心理的に出願しやすくなりますので、反応が大きいのではないかと思います。同じ愛知県の愛知医科大学も学費を値下げしましたが、こちらは値下げ額が小幅にとどまり、6年総額で3420万円ですので、それほど大きな反応はないように思います。

 

また、藤田保健衛生大学は、昨年、医学部長が変わり、新しい体制になりました。藤田保健衛生大学は少し前までは浪人生や再受験生に寛容な大学だったのですが、ここ数年は再受験生を含めた年齢の高い受験生には厳しい結果になっています。藤田保健衛生大学の説明によると、年齢が高い入学者は入学後の成績が芳しくないということですから、大学の方針として現役生を優遇している可能性はあります。ただし、入試結果を見ると2浪生までは気にしなくてもいいようです。

 

2017年度から募集が始まる国際医療福祉大学は、学費が6年間で1850万円と、2016年度まで私立大学医学部の中で最も安かった順天堂大学の学費よりさらに安く、受験生の反応はかなり大きいと思います。国公立大学との併願者もかなり集まり、高いレベルでの競争になるのではないでしょうか。各種模試の国際医療福祉大学の志望者層も成績上位層が多くなっています。そのため、日程が重複する愛知医科大学は、難易度に影響が出ることも考えられます。また、昨年、私立医学部入試で最も早い1次試験日でしたが、後ろに繰り下がったことで「お試し受験」が減り、繰り上げ合格者も減ると思われます。

 

③ . 日程について

日程の変更では、北里大学、帝京大学、日本医科大学などが注目されます。

 

北里大学は2016年度入試では獨協医科大学・関西医科大学と重複していましたが、2017年度入試では単独日程となりました。日程の変更に加え、北里大学は中堅レベルの大学で問題が素直で受験しやすいことから、2017年度入試では獨協医科大学を受験していた関東の学生だけでなく、関西の受験生も受験してくる可能性があり、受験者が増え、難易度が上がる可能性があります。

 

また、帝京大学は1次試験と2次試験に分かれましたが、日程も1週間繰り上がり、試験日が重複する大学が変わりました。特に、3日目が獨協医科大学と重複することとなり、関東の学生は獨協医科大学と帝京大学で迷うことになるでしょう。

 

獨協医科大学は2016年度入試では北里大学、関西医科大学と重複していましたが、北里大学の代わりに帝京大学と重複することになったわけです。帝京大学は北里大学以上に獨協医科大学と受験者層が重なりますので、獨協医科大学は昨年より受験者減が見込まれ、合格しやすくなることも考えられます。

 

日本医科大学は私立大学医学部の中ではボーダーライン偏差値の高い大学ですが、2016年度が単一日程で116名の募集だったのが、2017年度は前期100名、後期18名 ( 埼玉県地域枠2名を含む ) に分けての募集になり、前期は募集人数が減った分、例年より難易度が高くなると考えられます。