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過去問を解く意味

DSC_0108医学部受験生に限らず、受験生なら誰しも

「過去問は解いた方がいい」

と思っているでしょう。

そのこと自体は正しいのですが、過去問を解く前に、過去問を解く意味や過去問を解いてどう活用するのか、いつ過去問を解くのか、といった点を整理しておく必要があります。

なんとなく過去問を解かなければいけないと思い、なんとなく解いていては時間の無駄ですし、「過去問を解いた」だけで終わってしまいます。

では、まず過去問を解く意味をもう一度整理してみましょう。

過去問とは「受験校で過去に出題された問題」ということは当然、分かっていますね。

「昨年の○○大学医学部一般入試の英語の過去問」といった感じです。

センター試験の過去問も、特に国公立医学部を目指す受験生にとっては最重要とも言える過去問です。

過去問とはその大学の医学部入試やセンター試験で過去に出題された問題ですから、逆に言うと基本的には二度と出ない問題の集まりです。

そう考えると「出ない問題を解く意味はあるの?」となるかもしれません。
もちろん、ここで止まってしまってはいけません。

過去問を解くことで本番での作戦が立てられる

過去問を解く意味の第一は「入試の出題形式・傾向を知る」です。

例えば、センター試験は出題パターンがほぼ決まっている科目がほとんどですから、過去問を解くことで出題形式や傾向を知ると同時に、苦手なタイプの問題は出るのか、試験時間に余裕はあるのかといったことが分かります。
そうすると「自分はどの問題から手を付けるのか」といった作戦を立てることができます。

それぞれの大学の医学部入試でも同様です。
過去問を解くことで、入試本番での作戦を立てることができます。
特に私立医学部入試は問題量に比して試験時間が十分とは言えない大学が多くなっています。
そうであれば、なおのこと問題を解く順番や試験時間の使い方を十分に考えておく必要があります。

また、例えば順天堂大学医学部の英語で出題される英作文のような、他の医学部では見られないその大学の入試で特徴的な問題に対する準備もできます。

合格点と自分の実力との差を知り、今後の勉強の指針とする

もう1点、過去問を解く意味として

「自分の現在の実力と合格点との差を知る」

ということが挙げられます。

過去問を解いても問題ごとの細かい配点が分からないことも多いと思います。
記述式ですと余計、何点くらいなのか分かりにくいかもしれません。
それでも感覚的に「何点ぐらいかな」というのはあると思います。
「あと何問解けないとダメだな」という感覚もあるでしょう。
これを基に今後の勉強の方針を考えて下さい。

「時間があれば合格点は取れる」であれば、問題を解くスピードを上げることを考えればいいでしょう。
「解答を見ると、できそうな問題が多いのだけど試験時間中に出て来ない」であれば、これまでやってきたことが本当に定着しているのかの確認が必要です。

その大学の合格最低点と現在の自分の実力との差を知り、今後の勉強の方針を考えるに当たって忘れてはならないことは「合否は総合点で決まる」ということです。

私立医学部であれば英語、数学、理科2科目の総合点で合否が決まるわけです。

数学が苦手で、数学では合格点が取れなくても残りの英語と理科で、数学の穴埋めができれば合計での合格点を超えることができます。

「合計で合格点を超えるために、これからの勉強をどうする」ということを考えて下さい。

尚、各大学の合格最低点は医学部予備校などで教えてもらうといいでしょう。

過去問は、いつから解き始める?

次に、過去問を解く時期について考えてみましょう。
結論から言うと、一人ひとりの状況によって異なります。

基本的な問題は特に問題なく解けるのであれば、過去問をやってもいいでしょう。
過去問を解くことで自分の足りない点を確認して下さい。

一方で、まだ基本事項にも自信が持てない場合は、過去問を解くのはまだ早いのでしょうか?
そうでもありません。
少し時期を遅らせてギリギリ12月に入ってからでもいいのですが、「過去問を解くことで基本事項の穴を見つける」ということもできますので、「過去問を解いている場合じゃない」と考える必要はありません。

受験生にとっては「いくら時間があっても足りない」というのが本音でしょう。
そうなると「過去問を何年分解くか」「全科目を解く必要はあるのか」ということも考えなければなりません。

各大学の試験であれば、傾向や問題数が変わることもありますので、3年分を一つの目安としていいでしょう。

もちろん、2年前から変わったのであれば2年分でもかまいません。
時間が無ければ1年分でも十分に意味はあります。

また、全科目を解くのではなく、サッと見る科目ときちんと解く科目を分けてもいいでしょう。このあたりは、自分の状況に合わせて考えて下さい。

さて、最後に私立医学部を受験する際の過去問演習について考えてみます。
国公立医学部を受験せず私立医学部だけを受験する場合、少なくとも5校程度は受験すると思います。

10校程度を受験するのも当り前と言っていいでしょう。

そうすると、全ての受験校の過去問を解いて、出題傾向を分析し作戦を立てるというのは現実的に難しいと言わざるを得ません。

そういった時にどうすればいいのでしょうか?

そういった時には医学部予備校が行う大学別の対策講座を利用するのも一つの手です。
予備校側が過去問分析をし、おすすめの解答順や時間配分を教えてくれるはずです。
また、その大学の入試で1点でも多く点を取るコツも教えてくれると思います。

こういった医学部予備校が行う大学別の対策講座を利用することで、短時間で効率のいい過去問を使った入試対策が可能となるでしょう。

ちなみにメルリックス学院でも一部の大学を除き、ほとんど全ての私立医学部について大学別一般入試対策講座を開講していて、外部生を含めて多くの医学部受験生にご利用いただいています。

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