Vol.7 北海道・東北地方国立大学医学部＆東京大学・京都大学
理系学部（医学部除く）進学ランキング

(1) 国立大学医学部合格者数ランキング（2014年度入試結果）

	学校名	地域	卒業生数 2014年度	国立大学医学部合格者数 2014年度	国立大学医学部合格者数 2013年度
1	仙台第二	宮城	313	45	44
2	札幌南	北海道	318	44	48
3	秋田	秋田	309	43	20
4	札幌北	北海道	321	27	22
5	旭川東	北海道	276	24	23
6	北嶺	北海道	115	23	20
7	函館ラサール	北海道	165	18	10
7	県立福島	福島	311	18	16
8	盛岡第一	岩手	282	15	18
8	山形東	山形	232	15	17
9	青森	青森	278	14	17
9	八戸	青森	272	14	15
9	弘前	青織	275	14	20
9	安積	福島	307	14	15
9	磐城	福島	310	14	11

北海道・東北地方の国立大学医学部合格者数の１位は仙台第二高校、2位は札幌南高校でした。この2校は、毎年この地区の上位2を争っており、年間およそ40名の国立大学医学部合格者を輩出しています。

仙台第二高校はこの地区で最も多くの医学部合格者数を出している高校で、仙台第一高校、第三高校、二華高校などの同地区のライバルに大きく水をあけています。ただ、二華高校も入学者の底上げを目指して動いているという情報もありますので、新課程入学試験が行われる2015年以降の動向に目が離せません。

また、2014年の躍進校は秋田高校で2011年度27名2012年度25名2013年度20名から一気に43名まで増加しました。私立大学医学部を含めると51名の医学部医学科生を輩出しており、秋田県の教育をリードする高校としての存在感を強めていきそうです。

国立大学医学部の合格者割合を考えてみると、人数では6位に甘んじていた北嶺高校が1位に躍り出てきます。

	学校名	地域	卒業生数	国立大学医学部合格者数	国立大学医学部合格者割合
1	北嶺	北海道	115	23	20.0%
2	仙台第二	宮城	313	45	14.4%
3	秋田	秋田	309	43	13.9%
4	札幌南	北海道	318	44	13.8%
5	函館ラサール	北海道	165	18	10.9%
6	旭川東	北海道	276	24	8.7%
7	札幌北	北海道	321	27	8.4%
8	山形東	山形	232	15	6.5%
9	県立福島	福島	311	18	5.8%
10	盛岡第一	岩手	282	15	5.3%

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

北嶺高校は、国立以外の公立大学・私立大学医学部医学科まで含めると、合計で41名の医学部医学科合格者を輩出しており、卒業生数115名中35.6%の学生が医学部医学科に進学しています。

また、北嶺高校は、医学部以外の東大・京大理系学部合格者を含めた割合でもこの地域で1位の座を占めており(下表)、医学部医学科＋東大・京大理系学部合格者は全部で53名ですから、全校生徒の半数が医学部医学科あるいは東大・京大へ進学することになります。

この地域では、人数と割合の間では大きな順位の変動はなく、北嶺高校を除いては、ほぼ合格者数の順位＝合格者割合の順位となっています。

※東大・京大理系学部合格者数を合わせた数字を比較しているのは、東大・京大理系学部に進学できる学力があれば、地方国立大学の医学部は十分合格可能であり、従って、これらの選択肢をえらんだ学生は、国立大学医学部に入ろうと思えば入れた学生であるという仮定に基づいています。

	学校名	地域	卒業生数	国立大学医学部合格者数	東大・京大理系（医学部以外）合格者数	国立大学医学部＋東大・京大理系	国立大学医学部＋東大・京大理系合格者割合
1	北嶺	北海道	115	23	12	35	30.4%
2	仙台第二	宮城	313	45	16	61	19.5%
3	札幌南	北海道	318	44	13	57	17.9%
4	秋田	秋田	309	43	9	52	16.8%
5	函館ラサール	北海道	165	18	1	19	11.5%
6	旭川東	北海道	276	24	4	28	10.1%
7	札幌北	北海道	321	27	4	31	9.7%
8	山形東	山形	232	15	5	20	8.6%
9	盛岡第一	岩手	282	15	7	22	7.8%
10	県立福島	福島	311	18	5	23	7.4%