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Vol.18 2015 年度 東海地方 国立大学医学部&東大・京大進学者数ランキング

2015年度 国公立大学医学部合格者ランキング

東海地方では、東海の国公立大学医学部合格者数が昨年から17名減少し、3年ぶりに100人を割りました。しかし、それでも2位の滝に2倍以上の差をつけて1位を堅持しており、全国でも8年連続で1位と、貫録を見せました。昨年2位につけた南山は振るわず5位に低迷、一方、滝が合格者を9名増やして2位に浮上しました。

愛知県は管理人の故郷だが、この数字をみるかぎり、東海高校を脅かす存在になりそうな高校は見当たりません。今後も、これは変わらないと予想されます。

と言うのも、東海に入学させたがる親は医学部志向が強く、他の学校とは医学部にこだわって受験をしている学生の数が比較にならないほど多いからです。多くの開業医の息子が通っており、名古屋大学医学部の20%以上を東海高校の卒業生が占めています。2位につけている滝、南山などの地元志向(他の地域の国公立医学部などを積極的に受験しない、東大・京大に合格できる学力でも名大に行くことがある)ことを考えると今後もこの地位は揺るがないと考えられます。

ちなみに、「いまでしょ」で1昨年前に一世を風靡した東進ハイスクールの林修先生は東海高校のOGです。(駿台の安田亨先生は、4位の旭丘OG)

東海地方はごく上位の私立高校がトップを占めているものの、公立高校の力の強い地域です。実際、このランキングに載っていない私立高校よりも、公立の上位校の方がずっと実力が高く、公立高校で一番ランクが高い4位の旭丘は文理合わせて119名が旧帝国大学に、岐阜高校は98名、岡崎高校は161名が旧帝国大学に進学していますし、さらに下がって、明和で111名、大垣北で48名、津で56名が進学している一方、私立高校で南山に次ぐ愛知高校は16名、名古屋高校は21名にすぎません。

順位 学校名 地域 私立
公立
2011
年度
2012
年度
2013
年度
2014
年度
2015
年度
1 東海 愛知 私立 95 99 101 114 97
2 愛知 私立 31 32 41 33 42
3 高田 三重 私立 39 44 32 38 39
4 旭丘 愛知 公立 34 34 41 33 33
5 南山 愛知 私立 34 46 39 47 32
6 岐阜 岐阜 公立 30 26 31 32 30
7 浜松北 静岡 公立 30 27 28 33 29
7 岡崎 愛知 公立 25 21 22 29 29
8 四日市 三重 公立 6 9 18 15 18
9 静岡 静岡 公立 16 14 30 19 14
10 刈谷 愛知 公立 9 9 6 11 10
11 大垣北 岐阜 公立 10 9 5 12 8
12 三重 公立 11 14 11 12 7
13 明和 愛知 公立 10 12 11 11 4

2015年度 国公立大学医学部合格者割合ランキングTOP15(2014年度入試結果)

国公立医学部合格者割合ランキングでも東海が1位をキープしました。旭丘、岡崎と言った地元の名門公立高校も頑張っていますが、2位の滝に対しても10ポイント以上の差がついており、独走状態と言ってもよいでしょう。

このところ力を盛り返しているのが三重の四日市高校です。もともとは三重北部で最も優秀な高校と言われ、高い大学合格率を誇っていましたが、学校群制度の導入と共に低迷していました。近年、この制度の廃止と共に進学率が復活していて、2011年にわずか6名だった国公立大学医学部合格者数が2015年には18名まで増えています。2010年にはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に認定、2014年にはスーパーグローバルハイスクール(SGH)に認定されるなど、追い風も吹いている。今後もこれらを後押しにして医学部や東大・京大への合格者数をさらに増やすことができるかが注目される。(名古屋大学へは年間40名程度が進学する)

順位 学校名 地域 公立
私立
2015年
卒業生数
2014年度
国公立大学医学部
合格者割合
2015年度
国公立大学医学部
合格者割合
1 東海 愛知 私立 424 27.3% 22.9%
2 愛知 私立 345 9.6% 12.2%
3 旭丘 愛知 公立 319 10.2% 10.3%
4 岡崎 愛知 公立 361 7.6% 8.0%
5 南山 愛知 私立 406 12.3% 7.9%
6 岐阜 岐阜 公立 402 8.9% 7.5%
7 浜松北 静岡 公立 427 7.7% 6.8%
8 高田 三重 私立 625 7.3% 6.2%
9 四日市 三重 公立 353 4.2% 5.1%
10 静岡 静岡 公立 325 5.9% 4.3%
11 海陽 愛知 私立 112 3.2% 3.6%
12 刈谷 愛知 公立 354 3.1% 2.8%
13 大垣北 岐阜 公立 320 3.8% 2.5%
14 三重 公立 347 3.4% 2.0%
15 明和 愛知 公立 356 3.1% 1.1%

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

2015年度 国公立大学医学部+東大・京大理系合格者数 ランキング

国公立大学医学部+東大・京大理系合格者数も東海高校が1位をキープした、医学部合格者数が17名減少したにもかかわらず、このランキングではわずか5名の減少にすぎない事から、今年は医学部よりも東大・京大理系への進学者数が多かったことが分かります。

2位は岡崎高校で60名、国公立大学医学部合格者数が7位の29名だったにもかかわらず、国公立大学医学部合格者数2位の滝を追い抜いています。この高校は愛知県東部では最も優秀な高校で、以前から東大・京大進学者数の多い学校として有名です。

明和高校は愛知県西部では旭丘に次ぐ二番手で、この高校も医学部熱がそれほど高いというわけではありません。しかし、東大・京大理系に20名を合格させ、国公立大学医学部合格者数が4名であったにもかかわらず10位にランクインしました。

順位

学校名 地域 私立
公立
2014年
国公立大学医学部
+東大・京大理系
合格者数
2015年
国公立大学医学部
+東大・京大理系
合格者数
1 東海 愛知 私立 146 141
2 岡崎 愛知 公立 63 60
3 愛知 私立 46 59
4 旭丘 愛知 公立 69 57
5 高田 三重 私立 43 48
6 岐阜 岐阜 公立 51 47
6 浜松北 静岡 公立 49 47
7 南山 愛知 私立 57 43
8 四日市 三重 公立 30 34
9 静岡 静岡 公立 22 26
9 刈谷 愛知 公立 25 26
10 明和 愛知 公立 26 24
11 大垣北 岐阜 公立 20 17
12 三重 公立 22 15
13 海陽 愛知 私立 15 6

2015年度 国公立大学医学部+東大・京大理系合格者数割合 ランキング

国公立大学医学部+東大・京大理系合格者数割合でも、東海高校がトップを堅持、2位の旭丘も、国公立大学医学部が不調だったにもかかわらず、東大・京大合格者数が多く、国公立大学医学部も東大・京大も合格者数を伸ばした滝をぎりぎりでかわして2位をキープしました。

昨年・一昨年と上位をキープした海陽は勢いが落ち、13位へと後退、この低迷が2年ほど続くと予想されています。ただ、1期生・2期生の活躍を見た優秀な小学生が入学していることから、数年後にはまた大きく順位を上げることが期待できるでしょう。新設の6年一貫校にはこうした浮き沈みはつきものですが、何とか回復させて、東海地方を盛り上げる存在になってほしいところです。

順位

学校名 地域 私立
公立
2014年
国公立大学医学部
+東大・京大理系
合格者数割合
2015年
国公立大学医学部
+東大・京大理系
合格者数割合
1 東海 愛知 私立 34.9% 33.3%
2 旭丘 愛知 公立 21.3% 17.9%
3 愛知 私立 13.4% 17.1%
4 岡崎 愛知 公立 16.5% 16.6%
5 岐阜 岐阜 公立 14.2% 11.7%
6 浜松北 静岡 公立 11.4% 11.0%
7 南山 愛知 私立 14.9% 10.6%
8 四日市 三重 公立 8.4% 9.6%
9 静岡 静岡 公立 6.8% 8.0%
10 高田 三重 私立 8.2% 7.7%
11 刈谷 愛知 公立 7.0% 7.3%
12 明和 愛知 私立 7.3% 6.7%
13 海陽 愛知 私立 16.0% 5.4%
14 大垣北 岐阜 公立 6.3% 5.3%
15 三重 公立 6.2% 4.3%

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

 

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