センメルワイス大学 ハンガリー人コーディネーターへの取材
2016年7月12日
- Que:
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初めまして。センメルワイス大学に進学したいと考えている人に、大学やブダペストでの生活などを紹介するのがこのインタビューの目的です。よろしくお願いします。さて、日本からハンガリーまでは9000Kmもあるので、親としては送り出すのが心配になるかもしれません。とりわけ、食事、友人関係、治安には大きな関心があると思います。
まず、食事について教えてください。海外留学で、英語での授業ですから学生は勉強が大変だと思います。その中で自炊をするのはかなり厳しいと思うのですが、ハンガリーで外食というと、どういうものが一般的でしょうか。 - Ans:
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初めまして。現地コーディネーターとして8年勤務しておりますので、学生のみなさんからは日本との違いについてはよく聞いています。私たちハンガリー人が遠い日本の事をあまり知らないのと同じように、日本のみなさんにはハンガリーに馴染がないですよね。
ハンガリーでの食事、といっても町によって状況は違うので、ブダペストについてのお話ししかできないのですが、ブダペストは特にトルコをはじめとする中東の国々からの移民が多いので、トルコのケバブを食べることができるファストフード店が非常に多いです。ケバブはレタスなどの野菜が比較的多く盛り付けられていますし、お肉も一緒に食べることはできるという事もあって、学生さんには大変人気です。それからハンガリー料理の定食屋さんも多くあり、日替わりでメニューが多くありますので、利用している学生さんも多いようです。
- Que:
- ありがとうございます。日本は全国どこに行ってもコンビニエンスストアが24時間で営業しており、学生や独身者にとって非常にありがたい存在になっています。ブタペストにも24時間営業のコンビニエンスストアや食料品店などはありますか。
- Ans:
- はい、ブダペストにも24時間営業をしているお店はあります。スーパーも平日は21時~22時頃まで、休日は18~20時まで営業していますので、お買い物に困るという事はないと思います。
- Que:
- 次に、友人関係について伺いたいのですが、日本からの留学生が多いとはいえ、周囲の大多数はハンガリー人や日本以外の国からの留学生ということになると思います。日本人の留学生が、他国の留学生と友人になったり、遊びに行ったりということはありますか。
- Ans:
- センメルワイス大学は、中東圏、北欧圏から来ている学生が多いのですが、他国の学生と仲良くなることはもちろんあります。それぞれのネットワークで集めた試験などについての情報をお互いに共有しあったり、一緒に遊びに行ったりする学生さんもいます。日本人の学生さんのほとんどは一人暮らしですが、仲良くなった他国のお友達とルームシェアをする学生さんも稀にいます。
- Que:
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ありがとうございます。最後の質問はやや失礼に聞こえるかもしれません。ただ、日本から遠く離れた異国に送り出す保護者としては、どうしても治安という言葉が頭をよぎってしまいます。
ブダペストは治安という点ではどうなのでしょうか。 - Ans:
- 治安のことについてはみなさんよく気にされていますが、ブダペストは観光客が多い割に比較的治安は良いと思います。ただ残念なのは、食事中に置いておいた鞄が盗まれるなどの置き引き、地下鉄や路面電車に乗っている際にお財布をすられるなど、ふとした時に狙われてしまうことがあります。もちろん学生のみなさんは勉強が大変なので、時にはぼーっとしてしまうこともあるとは思うのですが、「鞄を椅子の背に掛けておかない」、「お財布はすぐ取られてしまう場所には入れない」、など日頃から気をつけておく必要があります。
- Que:
- ありがとうございました。