ハンガリー国立大学医学部の現地サポート体制
生まれた土地からずっと離れたところに行くのは、大変勇気が必要なことです。
ましてや言葉の違う外国に行くとなれば、本人も、保護者も心配なことが多いと思います。
医学の学習は、ただでさえ量も難易度も高く、非常に大変ですから、慣れない文化の中で生活しながらとなると、多くの困難が予想されます。
そのため、ハンガリー国立大学医学部への留学の日本の窓口となっているハンガリー医科大学事務局では、現地に日本人スタッフを派遣するとともに、ハンガリー人スタッフを雇用し、学生がかかえる日々の様々な悩みに対応しています。
ハンガリー医科大学事務局の中谷さんに、サポート体制についてお話を伺いました。
- Que:
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ハンガリーでのサポート体制について教えてください。各大学に日本人とハンガリー人のサポーターが割り当てられていて、いろいろな相談ができるようなのですが、これは大学の近くに事務所があって、そこに職員が常駐しておられるということでしょうか。
- Ans:
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スタディルーム(事務所)は、デブレツェンであれば、大学の敷地内、ペーチやセゲドは大学から徒歩で数分以内です。ブダペストは都会であることから、徒歩で20分程度、地下鉄であれば10分程度のところにあります。現地スタッフは、スタディルームに駐在しています。
- Que:
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直接、事務所に行って相談することができますか。
- Ans:
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直接、スタディルームに来て相談することもできますが、電話やEメールでも対応しています。
- Que:
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サポーターに相談しに来る人は多いですか。
- Ans:
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新入生は、生活に慣れていないことから相談に来る人数は多いようですが、学年が上がるにつれ日常の生活面での相談は少なくなる傾向にあります。
- Que:
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住民登録のような役所での手続きやガス・水道といったインフラの契約は大変そうです。間違いがあっては後で問題となってしまいそうですが、こうした手続きの手伝いもしていただけますか。
- Ans:
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はい、生活面の環境を整えることにより、より一層、学業に取り組んでもらうために現地スタッフがいるわけですから、現地で留学生活を送る上で必要なサポートを行っています。
- Que:
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成績や勉強の仕方に困ったときも相談することはできますか。
- Ans:
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現地スタッフは大学のカリキュラムや制度については、理解をしていますが、学生を指導するために必要な医学の知識を持っていませんので、具体的な勉強方法や試験対策などの相談については、スタディルームで行っている勉強会への参加を薦めるなどのアドバイスを行っています。
- Que:
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たとえば、深夜に熱が出たり、急に体調が悪くなったような場合はどのようにしたらよいでしょうか。深夜や休日でもサポートしていただけますか。
- Ans:
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緊急の場合は、24時間サポートできるようになっています。また、病気の症状によりますが、症状が重い場合は、現地スタッフが病院まで付き添いますし、入院が必要であれば、保護者が看病や見舞いに来ることになりますが、その際は、空港への出迎えや医師からの病状の説明などの通訳、滞在に必要なサポートなども行います。
- Que:
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ありがとうございました。