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高校3年生までにやっておくべきこと

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高校1・2年生のみなさん。医学部受験の勉強はいったいいつから始めたらいいかわかりますか?部活や恋愛はしないほうがいいのでしょうか?そう聞くと、3年生からかな、高校2年生の夏休みくらいからかな。勉強に集中しなければいけないから、部活や恋愛はやめたほうがいいかな・・。と、いろいろな声が聞こえてきそうです。

では、その時期から始める根拠は?と言われると、ほとんどの人が答えに詰まってしまうと思います。

いつから始めるべきか、部活はどうするか、勉強だけにするのか、恋愛はしないほうがいいのか。これらの問いは、その時期から始めても間に合うのか、部活や恋愛をしても受験の当日に十分な実力を身に着けることができているか。というところから始めたほうが良いと思います。

まず、大まかな試験のスケジュールを記します。

時期模試入試
高校3年生5月第一回全統マーク模試、記述模試 
高校3年生8月第二回全統マーク模試 
高校3年生9月第二回全統記述模試 
高校3年生10月第三回全統マーク模試AO・推薦入試(国立・私立)
高校3年生11月第三回全統記述模試AO・推薦入試(国立・私立)
高校3年生12月センタープレテストAO・推薦入試(国立・私立)
高校3年生1月 センター試験・私大一般入試
高校3年生2月~3月 国立前期・後期・私大一般入試

推薦入試を受験する人は、高校3年生の10月から、受験しない人は高校3年生の1月からが受験シーズンになります。模試は年間を通じて実施されますが、医学部合格のためには偏差値65程度、マーク模試で90%以上を取らないといけません。

次に、記述模試の難易度について説明します。

  • 第一回記述模試:高校2年生までのすべての単元が身についているか
  • 第二回記述模試:高校3年生の2学期までの単元が身についていて、応用問題を解くことができるか。
  • 第三回記述模試:高校3年生までに習うすべての単元が身についていて、応用問題を解くことができるか。

河合塾、駿台ともに、記述模試は国立を意識しており、私立大学の傾向とは異なりますが、単元の内容が理解できていれば偏差値60程度、問題を解きなれていれば65程度になるように設定されていますので、(実際、その程度のことができれば偏差値60以上になる)私大医学部を受験する人であっても、偏差値65が一つの目安であるといっていいでしょう。

ということは、高校2年生が終わった時点で、少なくとも高校2年生までの内容はほとんど完成していないといけないということになります。数学でいえば青チャートの例題と重要例題、理科であればアクセス、欲を言えばセミナーの発展問題程度までは完成させておかなくてはいけません。

英語については、高校2年生が終わった段階で一通りの受験英単語(ターゲット1400レベル、できれば1900レベル)が完成しており、文法がほぼ完ぺきの状態にしておく必要があります。センター試験の英語の問題を解いて、8割以上の得点を取ることができることが目標です。

この状態で5月の模試を受験すると、偏差値65程度を出すことができます。

推薦入試を受ける人は、もう少し前倒しでやっておく必要があります。というのも、高校3年生の夏休みが終わったあたりから、推薦入試に向けて小論文、面接などの練習をしなくてはいけないからです。

そうすると、新しいことを勉強する時間が無くなってしまいますから、夏休みが終わるまでに、少なくとも理系科目の全範囲を一通り終わらせておかなくてはならないのです。そのためには、学校の進度にもよりますが、塾や予備校の活用が必要となります。

私大一般入試のレベルは次の通りです。

  • 数学:青チャート練習問題+α
  • 英語:文法問題と長文問題が50%ずつ、センターレベル以上のレベルで、難易度は様々、基本的に問題数が非常に多く、英文に慣れていないと合格点は取れない。大学によっては医療系英単語が出るところもある。
  • 理科:セミナーレベルが完成していれば合格点は十分取れる。難問はないが、時間が短いので問題慣れしておく必要がある。

簡単にまとめると、青チャートの例題、重要例題、練習問題を3回以上繰り返し(ただし、解法を理解してやること)、英単語のターゲット1900レベル(出題されるところは医療系英単語もやっておく)が完ぺきで、市販の標準的な文法問題集を4~5回やってあり、理科の教科書と図表、参考書1冊を完ぺきに理解したうえセミナーを3回以上繰り返すこと、が必要条件です。

これに、過去問を最低3年分程度やっておけば何とか合格ラインに到達できるでしょう。

このレベルを高校3年生までにやればいいのですから、頭脳明晰で1年で終わると思うのであれば、高校2年生の夏休み明けくらいから、自分はじっくりやったほうがいいと思うのであれば、日々の授業を大切に、高校2年生の初めごろから毎日計画的に予習復習をする必要があります。

部活や恋愛については、入試があるからと恋人と別れてうまくいった人もいれば、部活を高校3年生の夏までやっていて東大に合格した人や、恋人がいて旧帝大の医学部に合格した人もいるので、一概には言えません。

ただ、どのような状況にあってもハードルの高さは変わらないので、その高さを超えることができると思うなら、高校時代に部活や恋愛を楽しむことも、人生全体を見れば、有意義なことだと思います。何せ、その時期にしかできないことなのですから。

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