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合格体験記 名古屋大学医学部医学科 伊藤悠祐君②

 第2章は休憩の章と捉えて軽めに書いておこう。受験の戦いはモチベーションの戦いでもある。モチベーション次第でD判定でも合格まで頑張ることもできるし、逆にA判定でもモチベーションがなければ最後まで頑張ることができず、中途半端になって落ちてしまう。これは個人の気持ちの問題になってしまうので偉そうに人に説くようなことはできないが、確かなことは目標や夢を抱いた者のほうが圧倒的にモチベーションを保っている。勉強がつらい、楽しくないのは大多数の人間が抱く感情だ。その中でも頑張ることができるのは夢があるからだろう。夢はどんなものでもいい、何かしらの職業(私の場合は医師だが)に付きたいという具体的なもの、オープンキャンパスを通してこの大学に行きたい、東京や関西に出たい、何でもいい。自分の学力がこんなものだからこのレベルの大学にしようとか担任に勧められたからなどということは途中で簡単に折れてしまうし私の友達にもいた。折角大学生になるなら自分の行きたいところは自分で決めよう。

 と、夢を持っても気持ちが折れる時は折れる。模試で思うような結果が出ない、周りと比べて自分があまり成長できていないという感情に見舞われるし試験前になると勉強が間に合わなくて投げ出したくなることもある。事実受験乱戦の韓国では勉強苦を理由に自ら命を絶つ者も少なくない。

 では、どうしたらよいのか。私はよき仲間を見つけることだと思う。ここでの仲間は単に群れている仲間ではなく互いに切磋琢磨出来る仲間のことで、競い合えるライバルともいえる。あいつがやっているから自分もやるしテストでは負けたくないと思えれば少しでも机に向かいやすいのではなかろうか。そして悩んだ時、むしゃくしゃした時は溜め込まずに吐き出すこと。相談する相手でもいいし話を聞いてくれる相手でもいいしカラオケやスポーツをして発散する方法もある。第1章でも触れたがずっと勉強しているのはしんどいものだ。高校時代の友達、塾の友達とそういう仲になるのはいいことだ。それが異性であればよく恋愛に発展するのでその辺の分別は個人に任せるが、参考までに述べると私は男子校だったのでそういう出会いがなく遠巻きにいいなとは思っていた。

 第2章では主に自分を高めることのできる環境を作ったりそういう環境を見つけて飛び込めることについて述べさせてもらった。勉強するときはする、しない時はしないという感じでモチベーションを保って行ってほしい。最後に勉強方法や勉強計画について述べよう。

 

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