石倉:

皆さんがハンガリー国立大学を選ばれた理由はよくわかりました。それでは次に、ここに来られて、現在どのように思っておられるか、聞いてみたいと思います。では、理由をお聞きした時と同じ順で、まず斉藤さん。

斉藤:

はい。実際ハンガリーで暮らしてみて、そうですね、良い意味で何も誘惑が無くて勉強に集中できる所ですので、私に合っていました。日本に住んでいたら、誘惑が多くて勉強に身が入らなかったのではないかと思っています。

北村:

日本の大学での、その誘惑度というのはやはり大きいんですか。

石倉:

西畑さん、誘惑という点ではどうでしょうか。

西畑:

セゲドは学生の町ですので、誘惑はほとんどないと思います。遊びに行くにしてもセゲド市内で遊ぶということはあまりなく、たまにご飯を食べに行ったり、ちょっと飲みに行ったりくらいです。

遊びに行くのは、ブダペストをに長い休みの時に行くという形が多いです。

石倉:

なるほど。西畑さんは、ここにきて良かったと思いますか。

西畑:

私は非常に良かったと思います。私は1年間浪人してから来ていますが、浪人している間、受験勉強に身が入らず、成績は下がりこそはしませんでしたが、それほど上がったわけではありませんでした。

こちらへ来てからは、本当にいつも教科書と一緒に勉強しているという感じで、机に向かって勉強していることが多いので、大変ではありますが、将来の土台を作っているという実感が非常に強いです。

石倉:

それでは、次に川本さん。お願いします。

川本:

誘惑などは特にありません。そうですね、勉強以外、何をしているかと言われますと、イベントがセゲド大学でたくさんありまして、そのイベントの運営などに携わっています。そういうことをしているのは日本人以外の人とも交流できるのですごく楽しいです。

こちらに来たことには私も満足しています。理由は、勉強に集中する時は集中して、日本人の学生の人たちと一緒に頑張って、遊ぶ時は遊ぶという、メリハリがつくのがここの素晴らしい特徴だと思います。

石倉:

なるほど、それでは次の、吉成さん。いかがでしょうか。

吉成:

そうですね、自分はセゲドではなく、ブダペストの予備コースに通っていますので、飲み屋などがたくさんあり、誘惑がたくさんあります。ただ、私は結婚して奥さんがいますので、そこはしっかり締めてくれているので、はまらずに勉強できているのかなと思います。

ハンガリーには来て良かったと思っています。というのも、イスラエル、イラン、ヨーロッパなど、いろんな国の出身者といろいろな交流が持てており、視野が広がるのがよくわかります。

石倉:

なるほど、ところで、吉成さんがセゲドを選んだ理由はなんでしょうか。

吉成:

先輩である日浦さんがいらしたのが一番の決め手です。それから、セゲド大学は、いろんな人から、和気あいあいというか仲良くやっていると聞いていたのも大きいです。

石倉:

それでは、次は岩窪さん。最後になりましたが、お願いします。

岩窪:

私は予備コースが終わった所で、ハンガリーにはまだ1年しか滞在していないのですが、ハンガリーに来てすごく良かったなと思っています。

石倉:

岩窪さんは本コースへの進学が決まっているわけですが、予備コースはどうでしたか。

岩窪:

予備コースで高校の復習があったり、またラテン語やハンガリー語といった、今まで勉強したこともないような教科の勉強を始められたりで、非常に充実しています。一番大きいのは生物の勉強ができたことです。本当に予備コースで勉強してよかったなと思っています。

ハンガリー医科大学事務局 座談会 インタビュアのご紹介

ハンガリー医科大学事務局理事
岩尾總一郎
ハンガリー医科大学事務局
専務理事 石倉秀哉
国際医療福祉大学大学院教授
北村義浩
セゲド大学チューター
竹内雄一
セゲド大学4年生
日浦とき雄
セゲド大学2年生
斉藤千宙
セゲド大学2年生
西畑摩耶
セゲド大学1年生
川本歩
予備コース生
吉成翔
予備コース生
岩窪瑠南

※学年及び肩書は2016年6月末の時点のものです。