分析表

傾向

80分で大問は4問。選択式と記述式の併用。Ⅰは選択式の会話文問題、Ⅱは長文中に適切な単語を記入する問題、ⅢとⅣは長文読解総合問題。長文読解総合問題では内容真偽問題、記述式と記号選択式の空所補充問題、下線部和訳問題、語句整序作文が出題されている。内容真偽問題以外の選択式問題ではほとんどが記号を使わず単語を直接書かせる形式で出題されている。また、2018年度のⅡでは算数の問題の解き方を説明する文章の記述式空所補充問題が出題され、2016年度のⅡでも英語で書かれた数式を記号で表記する問題が出題された。

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「救急医として性的少数派の人々とどう向かい合うか」★
「糖分を多く含む清涼飲料水の危険性」★
「腹筋を6つに割る効果的な方法とは」★
「ジカウィルスの問題」★
「心のケアへのスマートフォンの活用」★
「家庭におけるモバイル端末利用の問題」
「肺癌検査をめぐる議論」★
「クロオウチュウという鳥の生態」

対策

・単語を書かせる問題が多く出題されているため、語彙の学習の際には綴りも確実に覚えるように心がけよう。

・医療系のテーマの英文の出題や、医療に関連した語彙の問題も出題されているため、医療系テーマの英文を中心に多様なテーマの英文を読み、その中で語彙を習得するようにすることが効果的である。

攻略ワンポイント

▼設問形式がバラエティに富んでいるのが本学の特徴である。一覧表は前期日程のみ掲載しているが、2018年度の後期日程では短文空所補充問題も出題されており、受験生の英語力を多角的な視点から問おうとしていることが読み取れる。どのような形式で出題されても対応できるよう、多様な出題形式の問題を解いておこう。

〈例題〉空所補充問題：日本文に合うように適切な英単語を入れなさい。

The restaurant is particular ( ) the produce used.
そのレストランは使用する農産物にこだわっている。

（2018年度関西医科大学後期日程第I問より）

〈正解〉about
〈解説〉〈be particular about A＝Aについてこだわりがある［好みがうるさい］〉を用いる。

参考

▼過去問題

▼医療系英文読解対策