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亀田和久の有機化学が面白いほどわかる本

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出版社
中経出版
種類
参考書、講義調
著者
亀田和久
難易度
教科書例題~入試基本レベル(センター試験レベル:偏差値55程度)
383ページ・別冊64ページ・228問

書評

教科書事項が良く分からない超初心者向けに、教科書内容を少し掘り下げて説明している。理論は「岡野の化学がしっかり身につく」とほとんど同じだが、有機化学では結合や異性体の話、ベンゼン環の構造など、内容を掘り下げて丁寧に説明している。

全くの初心者の場合、「岡野の化学がしっかり身につく」よりこちらの方が内容を理解しやすいだろう。また、問題数も理論と同様、より基本的なものが多数に入っており、受験標準レベルの問題は出てこないものの、化学の基礎を盤石にするという意味では適切な教材だと思う。

問題集を平行してやりたいなら「らくらくマスター」「化学レベル別問題集①、②」などが良いだろう。その次のステップとしては「照井式解法カード」+「必修整理ノート」、「セミナー化学」などが考えられる。

書き方にはやや癖があり、分かりにくいところは対話形式で解説されている。イラストは高校生向けのものなので、社会人が使うには少し気恥ずかしさを感じるかもしれない。

到達点は岡野よりやや低く、中堅私立大学の一般入試で40%程度、偏差値55程度だろう。しかし、この本に書かれている内容は、今後さらに高度な内容を学ぶにあたって重要な基礎となるものなので、ざっと目を通してみて、分からないことがあるようならこの本から始めると良いだろう。多くの人がこの本の内容を理解できていないために標準問題が解けなかったり、解説を読むのを苦労している。この本を手に取らなくてはいけない人は、意外と多いはずだ。同レベルの本に、橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業がある。

目次

  • 第1部 有機化学の基礎
  • 第2部 脂肪族炭化水素
  • 第3部 酸素を含む有機化合物
  • 第4部 芳香族化合物
  • 第5部 高分子化合物の基本と天然高分子化合物
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