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Do Startシリーズ 橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業

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出版社
旺文社
種類
参考書・講義調
著者
橋爪健作
難易度
教科書例題~入試基本レベル(センター試験レベル:偏差値55程度)
351ページ・43問

書評

教科書事項が全く分からない超初心者向けに書かれた本。同様のコンセプトの本に「岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズ」「亀田和久の理論化学が面白いほどわかる本」がある。岡野や亀田の本と異なり、橋爪先生をモチーフにしたと思われるキャラクターは登場するものの、テンションは抑え目で、社会人が読んでもそれほど違和感を感じないだろう。

内容は、化学で大切な考え方の骨組みをゼロから作っていくという事に力点を置いており、非常に丁寧な解説がなされている。教科書を読んだことのない人が、教科書を読めるようにしてあげよう。という程度までかみ砕いて書かれているため、予備知識なしでも読みやすい。

一方で、問題数は351ページでわずかに43問と少なく、初学者にはややレベルが高いと思われる問題が入っている。独学で化学を勉強する場合は、問題数を補うために、「化学レベル別問題集①、②」や「らくらくマスター」などを併用すると良い。

到達レベルはセンター試験程度で、緩衝溶液の計算はかろうじて出てくるものの、緩衝溶液に酸や塩基を加えた時のpHの計算は出てこないなど、医学部受験で頻出のトピックスがかなり省かれている。(難易度が高いので、上位書のDo Seriesに譲っている)など、これだけで大学受験の勉強を完結させることは出来ない。

本書をクリアした後は上位書の「Do Series」または「照井式解法カード」+「セミナー化学」または「重要問題集」などの組み合わせが考えられる。このレベルまでマスターすれば、大学受験の過去問を解くことができるようになっているだろう。

目次

  • 第1講:物質の分類・原子の構造・同位体
  • 第2講:周期表・電子配置・イオン化エネルギー・電子親和力
  • 第3講:原子量・単位変換・物質量
  • 第4講:化学結合と分子間の結合
  • 第5講:結晶
  • 第6講:物質の三態変化・気体
  • 第7講:蒸気圧・理想気体と実在気体・気体の溶解度
  • 第8講:溶液-濃度・固体の溶解度・コロイド溶液-
  • 第9講:希薄溶液の性質
  • 第10講:化学反応と熱
  • 第11講:反応速度と化学平衡
  • 第12講:酸と塩基(1)-中和-
  • 第13講:酸と塩基(2)-中和滴定実験・緩衝液-
  • 第14講:酸化と還元
  • 第15講:イオン化傾向と電池
  • 第16講:電気分解/暗記ポイントの総整理
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