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大学への数学マスターオブ・場合の数

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出版社
東京出版
種類
参考書・教科書調
著者
栗田哲也・福田邦彦
難易度
教科書章末問題~入試発展問題

書評

大学への数学の分野別重点シリーズの場合の数編、目次をみると、最初は数えるときの基本姿勢という、非常に初歩的な内容をほのめかす題がついているためか、場合の数はそれほど難しくないはずなのに1冊の本になっているから、よほど親切に書いてあると思うのか分からないが、全くの初心者であるにも関わらず本書を手に取る人がいる。

しかし、本書の利用法の対象の所に①場合の数を得意分野にしたい受験生②数学の面白さに触れ系統だった学習をしたい中学~高2生とあるように、決して初心者を対象とする本でも、万人を対象にしている本でもない。

実際、最初に出てくる問題は部屋わけ論法であり、こうした問題をみて、へぇ。面白いな。と思える人以外は、この本で場合の数を1から学ぼうとは思わない方が良い。

第一部の問題編には、重複度という考え方やカタラン数、ループ図、対応させて考える、など、マスターすれば役立つ解法が並ぶ。

難関国立・私立大学医学部を受験するのであれば一度はこうした高級な手法にも触れておく方が良いが、そのレベルの大学を受験しない、あるいは、難関大学を受験するが場合の数が不得意である、と言う場合には他の本で一通りの勉強をしてから、この本を読むと良いだろう。

また、第4部は学力コンテストや本誌の宿題など、明らかに最近の入学試験の問題レベルより高いものが並んでいるので、よほど余裕がある人以外は手を出さない方がいいだろう。

解説は簡潔なので、しっかり咀嚼して理解するには時間がかかるだろう。この本をやるときは塾や家庭教師の先生に相談したり、質問できるような環境を作っておくとよいと思う。

目次

  • 第0部:数えるときの基本姿勢
  • 第1部:問題編
  • 第2部:重要手法のまとめ
  • 第3部:大学入試演習
  • 第4部:興味深い問題の演習
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