メルリックス学院は1999年の創立以来、多くの学生を私立医学部・歯学部に送り出しており、8年連続で推薦合格者数日本一となるなど、高い指導力を持っています。 そのメルリックス学院の指導力そのものである各教科の講師に、指導についてのお話を伺いました。

【生物】日田 悌一 講師
「記憶と理解と読解力。生物特有の表現に慣れましょう」

平野:

よろしくお願いします。まず、日田先生の指導科目である生物とはどのような教科でしょうか。

日田:

基本的には暗記教科です。覚えている生物用語の数に比例して得点が上がっていきます。60点ぐらいまでは簡単に上がると思います。しかし、そこから先が難しい教科です。ですので、簡単に得点が取れる教科だと感じる人もいれば、そうではないと感じる人もいます。前者は初心者で、後者は中級者以上ですね。これは、生物の教科特性が関係しています。

平野:

なるほど、数学などとは違いますね。その生物の教科特性とはどのようなものでしょうか。

日田:

生物を学ぶのには3つの障害があります。1つめは、生物は、日常とは異なる専門の用語を使うということです。そのため、用語の正確な意味を理解していないと、問題に合わせた答え方ができません。何となくではだめなのです。

平野:

なるほど、確かに、なんとなくの意味はすぐに分かるでしょうが、正確にとなると時間がかかりそうです。2つめはなんでしょうか。

日田:

文章が長くて回りくどい、または、わかりにくい文章になっているため、何を答えてよいかわからない。というのが2つめの障害です。文章になれるためには、1つめの障害、正確な用語の記憶に加えて、丁寧に参考書を読み、問題を解く必要があります。

平野:

なるほど、文章や表現に対する慣れですね。これはただ問題を解くだけではだめで、しっかりと理論を学んだうえで、1問1問を大切に解かないといけませんね。

日田:

最後の3つめは、初めてみる生物や植物の名前や、やったこともない実験の項目が出題されることです。覚えただけでは点を取ることはできず、実験内容を覚えなくてはいけません。

平野:

なるほど、有名な実験などについては結果を覚えるだけではなく、なぜそうなったのかについて理解しておく必要があるのですね。最後に、メルリックス学院での日田先生の指導について教えてください。

日田:

少人数の特長を生かして、正確な文章の読解や表現方法、また難解な文章表現の簡単な読み方を教えます。

また、授業中は質疑応答において生物の表現方法を身につけ、効率の良い学習を行います。これは、問題を解くだけは身につけることはできないからです。必ず、自分の言葉で表現する事、間違っている部分を訂正してもらうことが必要です。

医学部は特殊な内容も出題されることがあるため、「一般の理科系のテキスト」では不十分でしょう。その点、メルリックスのテキストは私立医学部・歯学部の入試問題を解析して作られ、旧課程・新課程の内容から医学部・歯学部入試に必要な内容だけが必要最低限掲載されています。

少人数・医学部・歯学部専門テキスト・多くの予習問題・質疑応答。メルリックスは、他とは違います。生物は私たちに任せてください。