石倉:

では、次の話題に移ります。次は「普段どのように、どこで勉強しているか。そして1日どのくらいの時間を勉強しているか」ということです。

斉藤:

学校が終わる時間は本当に曜日によって異なりますが、家では勉強がはかどらないので、学校が終わったらスタディルームに来て、8時か9時くらいまで勉強しています。テスト前になると勉強時間はもっと増えます。

西畑:

2年生になってからは、学校が終わると家で勉強して、週末、週に一回ぐらい土日のどちらかをスタディルームで同期の人たちと一緒に勉強会みたいなものをやっています。 勉強は毎日やっているというわけではないです。週に1回のその勉強会や試験に向けて、頑張っているという感じです。

石倉:

毎日勉強しているわけではないんですね。日浦さん、こういう、毎日勉強しない。という人のことはどう思いますか。

日浦:

正直なところ、うらやましいです。私は常に切迫感を感じています。最初にやらなければいけない量を見た時に、間に合わないっていうのが分かるんです。ですから、本当に毎日やらないとおいていかれてしまうような気持ちになります。外国人の方は、日本人より容量が良く勉強していますから、どうやってやっているのか不思議です。僕からしたら。

竹内:

日浦さんにお聞きしたいですが、日本語で教科書を読んでから英語で勉強しなおすか、英語の教科書をダイレクトに読んで勉強しているか、どちらですか。

研究室の同僚や先生から、日本人は日本語で勉強して、それから英語で勉強して2度手間で時間がかかるのではないかと、よく聞かれるんです。

日浦:

私は元々、医療用語を日本語で知らないまま来ましたので、こちらにきて、ずっと英語の教科書で勉強しています。

北村:

日浦さん以外の方もやはり日本語の教科書はどちらかというと読まない、あるいはせいぜい本当にちょっとだけ参考に見るだけでほとんど英語の教科書あるいは教材だけで勉強されているんですか。

斉藤:

私は基本的に英語の教科書を読みながら、ちょっと理解できないようなところは日本語の和訳バージョンがあるので、日本語で読んで理解するという形で進めています。

試験では英語で答えなければいけないですので、なるべく英語の教科書を使うようにしています。

西畑:

私もあまり日本語の教科書は使いません。インターネットで調べるときは日本語のサイトを参考にすることもある、という程度です。

川本:

私も斉藤さんや西畑さんと同じです。一度、解剖学を日本語で学習してから英語で学習してみたのですが、非常に無駄が多いと気が付き、やめました。

北村:

そうですよね。単純に日本語と英語の両方で勉強すれば、覚える量がそれだけ増えることになりますから、大変ですよね。

石倉:

では次は川本さん。勉強時間はどれくらいですか。

川本:

私は基本、スタディルームを利用していまして、授業が終わると必ずスタディルームへ来るようにしています。日によって授業が終わる時間が異なるので、スタディルームに来るのは夜7時半からだったり4時からだったりとまちまちですが。少なくとも3~4時間くらいは勉強しています。

大事にしているのは、スタディルームにいる先輩方に勉強法を教えていただいたり、予習をちょっと先輩にしていただいて授業に臨むことです、これができるのがスタディルームの良い点です。

石倉:

では、吉成さん、お願いします。

吉成:

そうですね、学校がある平日は3~4時間ほど。土日は、1~2時間くらいです。テスト期間になりますと、休日も6~7時間くらいやっています。

平日は学校の休み時間が非常に長いので、学校で勉強していることが多いです

石倉:

岩窪さんはどうですか。

岩窪:

高校で勉強していたものは授業だけでもついていけましたが、高校で洗濯していなかった生物などは、スタディルームでチューターに予習をして頂いて、授業でもう一回聴いて、家で教科書を何回も何回も読んでいます。

石倉:

日浦君は1日どれぐらい勉強していますか。

日浦:

あんまり計算したことないのですが、ずっとですね。平日も休みもずっとです。

石倉:

それは自分の年齢とか、社会人としての経験とかも影響しているんですかね。

日浦:

関係していると思います。私の場合、日本で仕事をしていて、辞めていろいろな人にご迷惑をかけて、自分のやりたいことをするために来ているので、まぁあの、遊びに来ているんじゃないという事が自分の心の中にあります。

キャンパスライフも日本で一度やっていますので、そういうものへの未練もありませんし。

社会人をやっていた時は、自分で言うのもなんですが、モーレツサラリーマンみたいな感じで、本当に朝行って、終電で帰るみたいなことをずっとやっていて、本当に大変でした。

今は、社会人時代に仕事していた時間よりずっと長い時間勉強していますが、それほど苦になりません。優秀な学生はいっぱいいて、こちらが頑張っても全然追い付けないという人もいますが、なぜか負ける気はしないです。

ハンガリー医科大学事務局 座談会 インタビュアのご紹介

ハンガリー医科大学事務局理事
岩尾總一郎
ハンガリー医科大学事務局
専務理事 石倉秀哉
国際医療福祉大学大学院教授
北村義浩
セゲド大学チューター
竹内雄一
セゲド大学4年生
日浦とき雄
セゲド大学2年生
斉藤千宙
セゲド大学2年生
西畑摩耶
セゲド大学1年生
川本歩
予備コース生
吉成翔
予備コース生
岩窪瑠南

※学年及び肩書は2016年6月末の時点のものです。