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受験方式の組み合わせと年間スケジュール

大まかな年間日程

推薦入学試験やAO入学試験を受験するかどうかによって、学習の年間スケジュールが大きく変わります。大切なことですので、十分注意してください。

AO入学試験や推薦入学試験は問題が一般入学試験より簡単で、倍率も低いため簡単だと言われています。たしかに、一般入学試験より合格しやすいのは事実です。

しかし、受験対策に時間がかからない事と同じではありません。小論文の練習には一定の時間が必要ですし、特徴のある筆記試験を行う大学(藤田保健衛生大学の数学・英語、東京女子医科大学の適性検査)の試験対策は一般入学試験の勉強にはほとんど意味がありません。塾などに通っていれば、対策講座を受講するでしょうから、学校に時間を拘束されている現役生にとっては大きな負担になります。

AO入学試験は10月、推薦入学試験は11月・12月に実施されます。一次試験は筆記試験ですが、東京女子医科大学のように内容が通常の入学試験と異なるような大学もあります。また、小論文・面接が一次試験よりも重視されますから、遅くとも9月頃から準備を始めなくてはなりません。 そして、AO・推薦入学試験の合格発表は11月下旬~12月中旬です。合格していれば問題はありませんが、もし、不合格だった場合には1か月後のセンター試験、あるいは一般入学試験に向けて勉強をしなくてはなりません。

AO入学試験や推薦入学試験を受験する場合は、一般入学試験やセンター利用入学試験の対策も同時に行っていく必要があります。具体的には、8月一杯で理科2科目に目途をつけておくこと、数学に関しては、数学ⅢやCの一部を除いて8月一杯で終わらせておくことです。数学の残りについては9月に推薦入学試験の対策をしながら並行して学習し、12月の発表までに一通り終わるようにスケジュールを組みます。

これがAO入学試験や推薦入学試験を受験する場合のタイムスケジュールです。一般入学試験やセンター利用入学試験の対策を全く考えず、推薦入学試験のみに焦点を絞っていると、一般入学試験やセンター利用入学試験は絶望的な状況になるのです。

このようなことから、AO入学試験や推薦入学試験を受験する場合は、塾の先生などとよく相談し、授業を前倒しに行ってもらうなどの対策をする必要があります。AO入学試験や推薦入学試験のみに目標を絞って準備すると、学習スケジュールが崩れて後々大変になりますから、注意が必要です。

 

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