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小論文・面接の占めるウエイト

合否に占めるウエイトが異なる

小論文・面接の合否に占めるウエイトは、一般入学試験とAO・推薦入学試験のどちらかによって異なります。 一般入学試験において、小論文・面接の二次試験はそれほど重視されません。大学によて多少の違いはありますが、基本的には一次試験の点数で合否のほぼ9割が確定し、二次試験でこの結果が逆転することはほとんどありません。

一方、AO ・推薦入学試験においては、小論文・面接が重視されます。というのも、これらの試験では基礎学力の水準が満たされているならば、その大学に入学したいという熱意や性格などによって学生を選抜するからです。

また、AO・推薦入学試験では、小論文・面接は重視されるだけではなく、一般入学試験よりも複雑で、難易度の高いものが出題される傾向にあります。たとえば、愛知医科大学では、一般入学試験の面接試験が10分程度であるのに対し、推薦入学試験は30分程度と3倍の時間を掛けて実施します。質問もグラフ問題や推理力を試す問題、医者が白衣を着ることの功罪など、受験生の意表を突くような内容が出されます。

一次試験の出来が良くても、小論文・面接が悪ければ不合格になる可能性 

小論文・面接が悪ければ、一次試験の出来が良くても不合格になる場合があります。

実際に、成績優秀で評定平均値が非常によく、英語で満点を取った学生が2問ある小論文のうち1問しか書き上げることができずに不合格になった例と、学科試験が合格者平均を上回っていたにも関わらず、圧迫面接で感情的になって険悪なムードになり、不合格にされてしまった例があります。

医師は1人で仕事をするのではなく、ほかの医師や看護師や薬剤師などと一緒に仕事をします。また、医学的知識の少ない、あるいは全くない患者から症状を聞き取ったり、治療について説明したりしなくてはなりません。その仕事を円滑にするためには、自分の考えを相手に正しく伝える能力と、相手の主張を正しく理解する能力が必要とされます。これがいわゆるコミュニケーション能力ですが、この能力を測定するのが面接・小論文の試験です。

もっとも、私立大学医学部の面接・小論文の対策は決して特別・特殊なものではありません。相手の話を理解して、自分の主張をする。文章を読んでその内容を理解して、自分の考えを文章にまとめるという、普通のことができれば大丈夫です。

この普通のことができるようになるためには、いくらかの練習が必要ですが、きちんとした指導のもとで練習すれば、誰でもできるようになります。時々、「私には小論文はかけるようにならない」と言って学習することさえ拒否する人がいますが、決して特別な才能が必要とされるものではありません。安心して勉強してほしいと思います。

 

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