(1) 国立大学医学部合格者数ランキング（2014年度入試結果）

ラサールが久留米大附設を大きく引き離して1位となっています。この２校は常に比較される存在ですが、医学部入学試験に関して言えばラサールが久留米大附設を完全に抑えています。

②の表でも、ラサール・久留米附設の順に並んでいますが、合格者割合を見るとラサール42．2％（全国１位）に対して久留米大附設は29.1％(全国4位)と大きく差をつけられています。③の国立大学＋東大・京大理系合格者の卒業生に占める割合でもラサール50％（全国4位）に対して久留米大附設は38.4％（全国８位）と11．6％の差がついています。

また、修猷館高校（福岡）は医学部進学者数こそ8位ですが、九州大学全体では119名を合格させており、全体的なレベルの高さが光っています。

入学時の偏差値と合格者数に乖離があるのは沖縄尚学と昭和薬科大学附属の2校です。2校とも中学からしか入学できない6年一貫校ですが、沖縄尚学が入学次偏差値54、昭和薬科大附属が64であるのに対し、国立大学医学部合格者数で昭和薬科大学附属が4位、沖縄尚学が16位と大健闘しています。

ともに沖縄県の高校ですが、入学次偏差値64は愛知県の愛知高校や名古屋高校とほぼ同じです。愛知高校（国立大学医学部4名＋東大・京大1名）と名古屋高校（国立大学医学部発表なし＋東大・京大2名）ですから、この2校はかなりお買い得感のある学校と言えるでしょう。

(2) 国立大学医学部合格者割合ランキングTOP15（2014年度入試結果）

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

※東大・京大理系学部合格者数を合わせた数字を比較しているのは、東大・京大理系学部に進学できる学力があれば、地方国立大学の医学部は十分合格可能であり、従って、これらの選択肢をえらんだ学生は、国立大学医学部に入ろうと思えば入れた学生であるという仮定に基づいています。

国立大学医学部＋東大・京大合格者割合ランキングの１位は岡山白陵高校でした。人数は愛光高校の方が多かったのですが、割合では卒業生数の少ない岡山白陵に軍配が上がりました。

(3) 国立大学医学部＋東大・京大理系学部合格者割合ランキングTOP15（2014年度入試結果）

※合格者割合は文系を含めた全校生徒数に対する割合です。特進クラスや選抜クラスのような特定のクラスを考えた場合は必ずしもこの順位通りにはなりません。そうしたクラスについては、学校説明会、あるいは地元の進学塾などにお問い合わせください。

この他、未確認ながら済々黌高校が国立大学医学部11名を出しているという情報があります。
熊本高校と同地区にあり、ライバル関係にある高校ですが、医学部進学者数に関してはやや差を付けられているというのが実情のようです。