化学レベル別問題集1
- 出版社
- 東進ブックス
- 種類
- 問題集・教科書調
- 著者
- 橋爪淳一郎
- 難易度
- 教科書レベル(化学基礎)
書評
全体に、化学の考え方をまとめた問題集、最初に1~3問の例題がついていて、簡単な解説があった後、練習問題が10問程度ついている。練習問題はこのレベルの内容をだいたい網羅しているため個別指導などには使いやすい本かもしれない。
ただし、内容は定性的なものがほとんどで計算問題は12章まで出てこない、単位換算・原子量・分子量・式量・物質量の項目ではこれらの量について基本的な考え方が提示されているだけである。
また、レベルは教科書事項のポイントを押さえているだけで、高校化学と言うよりも中学化学の復習と言う色合いが濃い。ただし、中学化学の、高校に関連するところだけをピックアップしているので、そのあたりから復習したいという人にはいいと思うし、中家私立大学医学部やセンター試験での出題は、そうした中学化学の内容を知らないと難しいと感じるようなものもあるため、基礎力が不足しているという人にはこの本はいいだろう。
ただし、基本的に問題集であり、前もって中学校や高校の教科書、あるいは参考書で基礎を固めてから取り組みたい。
化学基礎までの内容なので、有機化学は出てこない。
目次
- 1実験器具の使い方(例題2・練習問題10)
- 2気体の性質と発生(例題2・練習問題11)
- 3物質の状態変化(例題2・練習問題10)
- 4水溶液・溶解度(例題2・練習問題8)
- 5化学変化のきまり(例題2・練習問題11)
- 6酸性・アルカリ性(塩基性)の物質(例題4・練習問題10)
- 7酸化と還元(例題3・練習問題9)
- 8熱分解(例題1・練習問題7)
- 9電池(例題3・練習問題9)
- 10電気分解(例題2・練習問題8)
- 11物質の推定(例題1・練習問題4)
- 12物質の成り立ち(例題2・練習問題11)
- 13単位変換(例題2・練習問題8)
- 14原子量・分子量・式量(例題2・練習問題6)
- 15物質量(mol)(例題2・練習問題9)