大学紹介

人間性豊かな医師を育成し全人的な医学・医療を実現

医学部の歴史は、1881年に創立された成医会講習所に始まる。日本初の民間慈善病院である有志共立東京病院、その後の東京慈恵会医院医学専門学校等を経て、1921年の大学令の公布を機に医科大学へと昇格した。創立者である高木兼寛の意志を汲み「病気を診ずして病人を診よ」を建学の精神と定め、全人的な医学・医療の実践を目指している。

教育理念は、基本である「知識・技術・医の心」を学ぶことによって医学を深く理解し、豊かな人間性と倫理的・科学的判断力を涵養することである。人間性や倫理的判断能力を養う「総合教育」、科学的判断能力を養う「生命の科学」、自らテーマを選んで研究を遂行する「研究」、臨床医学における診療の実際を学ぶ「医療（診療）の実地」の4つを柱とするカリキュラムにより、社会的良識の上に立って多様な問題を解決できる臨床医や研究者を育成している。