書評

「青チャート」の基本例題・重要例題を中心に、一部演習問題などから問題を抜粋したもの。IA・IIB・IIIといったわけ方ではなく、解法に共通するテーマについて分類されている。

選ばれている問題は特に難しいものは入っておらず、教科書章末問題～入試の基本問題＋α（一部それ以上の難易度のものも入っている。）程度が中心になっている。

一対一対応の演習などをやっている時に、問題数の不足を感じた時などに、この本で演習量を増やしておくと良いだろう。塾や個別指導などで一通り解法を教えてもらいながら並行して進めていく、講義集で解法を覚えながら進めていくといった使い方もある。

中堅私立大学医学部を受験する人は、この本から入試問題過去問に繋げてもよいと思う。

問題数は例題が214題／演習問題が195題の合計409題なので、30テーマにそれぞれ13問ほどが収録されている。コンパクトにまとまっており、解説やPOINTも充実しているようにみえるが、あくまでも一通りの解法をマスターした人向けである。

目次