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国公立大学医学部入試概要

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1.募集人数

国公立大学医学部の入試は10月頃に始まるAO・推薦入試、センター試験後2月下旬に実施される前期日程、3月中旬に行われる後期日程の4種類があります。
国公立大学医学部受験というと、後者2つ、前期試験と後期日程が有名ですが、AO・推薦入試は近年募集人数が増加しており、全体の約24%を占めるのに対し、後期日程は募集人数が年々減少しており、2016年度は約100名の減少となり、全体の11.3%を占めるのみとなるなど、募集人数ではAO・推薦入試を無視できなくなってきています。

多くの大学で、AO・推薦入試には、自治体奨学金と関連付けて、地域医療を担う人材を確保したいという思惑があり、また、それと対照的に、世界レベルの研究を志向する基礎医学者を育てる研究医枠も作られています。このような入学時からある程度将来の進路を絞った募集のあり方が増えてきていることがAO・推薦入試の募集人数が増えていることの背景にあります。

今後、国公立大学医学部の募集人数は、厳しくなることが予想される財政や、東北や成田での医学部新設の動きなどから、全体の募集人数をある程度減らす、あるいはAOや推薦、一部の一般入試で行っているような地域枠や研究医枠の募集枠が増加して、一般枠が多少削られることになると予想されます。

国立大学医学部募集人数の内訳(2016年度)

  募集人数 割合
AO・推薦入試 1333 24.0%
前期日程 3743 67.4%
後期日程 481 11.3%

国公立大学医学部募集人数の変化

  定員 前期日程 後期日程 推薦入試 AO入試
2016年度 5557 3743 481 1125 208
2015年度 5553 3648 586 1114 205

2.前期日程・後期日程の志願者数、志願倍率の推移と難易度

倍率(志願者数・募集人数の比率)は、前期日程で平均5倍~6倍、後期日程で20倍弱を推移しており、私立大学医学部のような志願者数の単調増加という状況ではありません。これは、自己採点が可能なセンター試験を用い、一定倍率以上になった場合は足切りを実施するなど、一定学力以下の受験生を最初にふるい落とすことを宣言しているため、センター試験の得点が十分でなかった受験生が受験しないためだと考えられます。

国公立大学医学部の前期日程・後期日程ではセンター試験での点数と二次試験での点数の合計で合否を判定します。目安としてはセンター試験の得点率が85%程度で地方国立大学に出願可能、90%程度で旧帝国大学など都市部の大学に出願可能です。二次試験は記述模試での偏差値が65以上無いと難しいでしょう。

この数字はあくまでも平均値です。配点やセンター試験と二次試験の比重などが大学毎に異なり、二次試験では各大学に出題の傾向や難易度が異なる事から、これを下回る成績でも合格することはあります。そうした人たちが合格最低得点者としてデータ上に出てきますが、この得点を狙っているようでは、合格はおぼつきません。センター試験が終わって出願する際にある程度参考にするのは良いですが、普段はその点数より少し上、合格平均点程度を目指すようにしましょう。

国公立大学前期日程・後期日程倍率の変化

  前期日程 後期日程
募集人数 志願者数 志願倍率 募集人数 志願者数 志願倍率
2015年度 3,658 18,999 5.19 586 11,047 18.9
2014年度 3,619 19,919 5.50 611 12,586 20.6
2013年度 3,592 19,674 5.48 651 12,813 19.7
2012年度 3,591 20,483 5.70 670 14,103 21.1
2011年度 3,570 19,023 5.33 675 13,717 20.3
2010年度 3,576 17,177 4.80 685 12,693 18.5
2009年度 3,393 17,041 5.02 723 12,653 17.5

3.AO・推薦入試の志願者数、志願倍率の推移と難易度

AO・推薦入試は大学ごとに募集の仕方が異なり、試験内容もまちまちです。また、合格者数や募集人数が極端に少ない大学では、個人の特定を避けるためにデータを公表していない所もあります。平均倍率を算出することができないので、いくつかの大学の倍率を抽出してお話ししようと思います。

下表は2015年度のAO・推薦入試の倍率の抜粋です。募集人数に対する志願者の比率は3倍~4倍程度と前期日程より低くなっています。ここ数年の動向でもこの傾向は変わらず、倍率も微増、あるいは横ばいという大学がほとんどです。

国公立大学の推薦・AO入試では、ほとんどの大学でセンター試験が課されます。センター試験のボーダーは80~85%の大学が多く、前期試験より一回り低い点数でも受験することができます。二次試験は面接と小論文というところが多いのですが、小論文の難易度は高く、中にはプレゼンテーション能力の試験などが課される大学もあることから、大学の傾向に合わせて、しっかりと対策を取ることが必要です。

このようにセンター試験の合格得点が低く、二次試験で学科試験が課されないにもかかわらず推薦・AO入試の受験者数が前期日程より少なくなる理由は、受験するために必要な評定平均値(4.3以上)と学年や出身地域の制限、卒業後の進路に制限が加わる場合がある(地域枠など)事です。

推薦・AO入試の倍率(2015年度:抜粋)


募集人数 志願者数 受験者数 合格 志願倍率
旭川医科大学 40 150 150 40 3.75
新潟大学 37 124 123 37 3.35
金沢大学(一般枠) 15 55 30 15 3.67
金沢大学(石川枠) 10 38 30 10 3.80
浜松医科大学 30 90 89 30 3.00
愛媛大学(推薦a) 25 87 33 25 3.48
愛媛大学(推薦b) 20 90 33 20 4.50
熊本大学(地域枠) 15 43 43 15 2.87

4.入試日程

下表は2016年度入試のスケジュールです。私大医学部の入試も期間が長いですが、国公立大学医学部の入試も10月~3月とほぼ同じ程度の期間にわたって実施されます。推薦・AO入試を受験しない場合は1月中旬のセンター試験以降が試験期間となりますが、推薦・AO入試を受験する場合は、大学によっては10月に試験を行うところもありますので、注意が必要です。

このように、一般入試より早い時期に実施される推薦入試は、現役生が主な対象になりますが、この時期に間に合わせるためには遅くとも高校2年生の頃から情報収集や受験勉強など準備をしておかなくてはいけません。情報が不足した状態で3年生に突入すると、全てが後手に回ってしまい、十分実力を発揮できない場合も多いですので、注意してください。

  1. AO入試:出願は9月~1月、旭川医科大、北海道大など6大学が実施
    【試験】:評定平均4.0~4.3以上が必要
    センター試験、書類審査、面接により実施。
  2. 推薦入試:出願は11月~1月、浜松医科大、名古屋大など43大学が実施
    【試験】:評定平均4.3以上が必要
    センター試験、書類審査、面接、小論文により実施。
  3. 前期日程:出願はセンター後、2016年度は2月25日・26日に実施
    【試験】:センター試験と個別試験の合計得点により実施する。
  4. 後期日程:出願は2月下旬、2016年度は3月12日に実施
    【試験】:センター試験と個別試験の合計得点により実施する。

入試スケジュール(2016年度入試)

10月 11月 12月 1月 2月 3月
10月3日~2月8日
AO・推薦入試
 
      1月16日
1月17日
センター試験
2月25日
2月26日
前期日程
3月12日
後期日程
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