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私立大学 推薦・AO入試の勉強法

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1.推薦・AO入試の時期

私立大学医学部のAO入試は、10月上旬の金沢医科大学のみで、推薦入試は11月上旬のから12月上旬まで続きます。

2016年度入試では、推薦入試は11月7日の獨協医科大学から始まり、最後は12月5日の東京医科大学、合格発表は11月13日の藤田保健衛生大学から、最後は12月11日の産業医科大学でした。

一般入試は1月20日ごろから始まることを考えると、この時期に推薦入試があるということは、夏休みが終わったころから12月ごろまで、ずっと入試直前期が続くということです。

2.推薦・AO入試の対策は何をやるべきか

推薦・AO入試の出題は大きく二つに分かれます。1つは一般入試と全く異なる傾向の適性検査が課されるもの、もう1つは、一般入試と同じような傾向の学科試験が課されるものです

一般入試と異なる内容が課される
  • 埼玉医科大学(教科書~センターレベルの出題)
  • 獨協医科大学(教科書~センターレベルの出題)
  • 北里大学(英語、数学とも記述式、現代文の出題もある)
  • 東京女子医科大学
  • 関西医科大学
  • 川崎医科大学
  • 産業医科大学(小論文および面接)
一般入試と似たような傾向の問題が課される
  • 岩手医科大学
  • 愛知医科大学
  • 藤田保健衛生大学
  • 金沢医科大学
  • 近畿大学
  • 兵庫医科大学
  • 久留米大学
すみません、不明です
  • 日本大学

また、いずれのパターンでも面接・小論文試験が課されます。推薦入試は、学力評価よりも人物評価の要素が高いため、面接・小論文試験の占めるウェイトは一般入学試験より大きくなります。

こうしたことから、推薦・AO入試対策は次のようにするべきです。

①一般入試と同じような傾向の学科試験を課される大学では、一通りの学習を終えたら、一般入試の過去問を使って練習する。(難易度は一般入試よりやや簡単であることが多い)

②一般入試と異なる傾向の学科試験が課される大学では、その大学の傾向にあった対策をしてくれる塾や教師を探す。

北里大学の指定校推薦のように外部に問題が一切出回らないような大学や、東京女子医科大学のように、作問者が変わるたびに大きく傾向が変わる大学では、専門塾の助けが必要になります。

面接や小論文については、近畿大学医学部や藤田保健衛生大学のようにウエイトの小さな大学は別として、しっかりと練習をしておく必要があります。面接も小論文も誰かに添削してもらわなくては絶対に上達しませんので、受験を決めたら、早い段階でサポートしてもらえる体制を整えておくことが大切です。

3.推薦・AO入試対策のタイムスケジュール

1、2から、推薦・AO入試を受験するときには次のことが言えます。

①推薦・AO入試の対策は、一般入試の対策と並行して行わなくてはいけない。

②推薦・AO入試の対策は、過去問になれることに加えて、小論文・面接の対策など、時間と労力がかかる。対策をせずに受験するのは無謀である。

つまり、夏休み終了後は、新しい分野の勉強をする時間はほとんどないと考えたほうがいいのです。

推薦・AO入試の対策と一般入試の過去問を同時にやらなくてはいけないのですから、夏休みが終わるまでに標準的な解法をマスターすることができるかどうかが合否を分けるといっても過言ではないでしょう。

具体的には次のようなレベルに達していることが望ましいです

【数学】:
青チャートの例題・重要例題を3周程度終わっている。
【英語】:
英単語、英文法は入試で必要なレベルをクリア、センター試験で85%程度を取ることができる。
【生物】:
セミナーレベルが確実に解けて、かつ、説明できる。
【化学】:
セミナーレベルが確実に解けて、かつ、説明できる。
【物理】:
セミナーレベルが確実に解けて、かつ、説明できる。

3年生になってから推薦・AOを考えるのではなく、できれば2年生のうちから受験を考え、準備していくことが大切です。

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