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国公立大学医学部 推薦・AO入学試験

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1.国公立大学医学部AO・推薦入試の概要

国公立大学医学部AO・推薦入試は、一部を除いてセンター試験と面接・小論文による個別試験によって行われます。倍率は3倍弱~4倍強ですが、評定平均値が4.3以上が必要(一部除く)で、出身地域の指定がある大学もあります。面接・小論文は難易度が高い大学もあり、大学ごとに出題傾向がバラバラですので、志望校に合わせた対策ができる先生、塾、予備校などで対策をしてもらう必要があります。

どうしても周りにそうしたサービスが無い場合は、SKYPEなどで指導をしてくれる先生を探すのも1つの手段でしょう。

さて、国公立大学医学部AO・推薦入試の一部には県や市などの自治体が設定する奨学金を受けることが前提となっている枠があります。奨学金の金額は学費+生活費(月額10万円程度)というところが多く、この制度を利用すれば無料で、アルバイトをせずに大学を卒業することができます。

ただし、卒業後決められた期間(大抵9年間)を自治体が指定する医療機関(地域医療または医師の少ない診療科)で働く必要があり、キャリア選択の自由が少なくなってしまうのが欠点です。

自由度の幅は自治体ごとに異なり、連続した9年間を拘束するのではなく、留学や他県への研修に行く期間を許している自治体もあります。また、卒後のプログラムの充実度も異なりますので、出願前に調べておく必要があるでしょう。

2.国公立大学医学部AO・推薦入試の出願要件

国公立大学医学部AO・推薦入試の出願要件は、学年、地域、評定の3つに学校長の推薦を得られていることです。

学年は、現役のみというところが多いのですが、新潟大学の地域枠のように、3浪まで許しているなど、浪人生であっても受験することができる大学がありますから、浪人した場合でも受験できる大学が無いか調べることは大切でしょう。

学年の制限は、地域の指定や、自治体奨学金の受給(自治体奨学金を受給した場合、卒業後にその自治体で勤務する必要がある)があるものほど緩やかになる傾向があります。

次に、評定平均値ですが、評定平均値はどの大学も4.3以上が必要で、現役生の場合3年生1学期までの平均値、浪人生の場合、3年生の最後までの平均値が必要です。そのため、3年生1学期までの平均値が4.3に達さない場合でも、卒業まで頑張って4.3に達することができれば、1浪したときに受験する資格を得ることができるのです。

国公立大医学部(AO・推薦入試)の出願要件(2016年度:抜粋)

大学 学年 地域 評定 その他
愛媛大
(推薦A)
現役 指定なし 4.3以上 なし
愛媛大
(推薦B)
1浪 愛媛県内の高校出身者 4.3以上 ①愛媛県の奨学金を受給する者
②卒業後、愛媛県知事が指定する医療機関等に
おいて9年間以上勤務する意志がある者
新潟大
(一般)
現役 指定なし 4.3以上 なし
新潟大
(地域枠A・B)
3浪 新潟県内の高校出身者 4.3以上 ①新潟県が設定する修学資金を受給する者
②卒業後、新潟県が指定した医療機関に
9年間勤務することを確約できる者
名古屋大 現役 指定なし 4.3以上 医学研究者への志向を持ち、MD・PhDコース
(奨学金有り)への進学を希望する者
浜松医科大 現役 指定なし 4.3以上 なし

3.国公立大学医学部(AO・推薦入試)倍率

国公立大学医学部AO・推薦入試の倍率は、医学部入試が過熱しているにも関わらず、この数年微増か横ばいで、ほとんど変化していません。これは、学年、評定平均値に制限があることに加えて、近年増加した自治体奨学金による卒業後のキャリアの制限が原因になっていると考えられます。

そもそも、評定平均値4.3を取ることができる学生は限られているため、この条件が緩和されなければ、志願倍率は今後も大きく増加することはないと考えられます。

国公立大医学部(AO・推薦入試)の倍率(2015年度:抜粋)

  募集人数 志願者数 受験者数 合格 志願倍率
旭川医科大 40 150 150 40 3.75
新潟大学 37 124 123 37 3.35
金沢大学(一般枠) 15 55 30 15 3.67
金沢大学(石川枠) 10 38 30 10 3.80
浜松医科大学 30 90 89 30 3.00
愛媛大学(推薦A) 25 87 33 25 3.48
愛媛大学(推薦B) 20 90 33 20 4.50
熊本大学(地域枠) 15 43 43 15 2.87

国公立大医学部入試(AO、推薦入試)の難易度

国公立大学医学部AO・推薦入試はセンター試験と面接・小論文です。センター試験の合格者平均点は、80~90%程度と一般入試よりやや低くなっています。その分、評定平均値や面接、小論文の内容が難しくなっています。

本来、AO入試はその大学の教育方針と合致した能力・性格の持ち主を採用するための試験、推薦入試は高校の先生が能力、資質を保証し、大学が試験によって再度検査する試験です。

つまり、AO入試や推薦入試では大学は試験で選抜したい学生像があり(たとえば、地域医療に従事してくれる医師を確保したい、基礎研究の方面に進み、日本の医療を支えて欲しい、など)それに見合う生徒を探しているのですから、受験生としては、その試験で大学がどのような学生を採用したいかを調べておく必要があります。

やや脱線しましたが、大学が選抜したい学生像は当然、試験にも反映されます。地域医療に従事する医師を確保したい大学は、学力だけではなくてその県に留まる意志があるかどうか、また、地域医療とはどういうものかを分かっている学生を採用したいと思うでしょうし、医療の最先端で研究する医師を確保したいと思う大学は、論理力やデータなどから理論を組み立てる能力の高い学生を採用したいと考えるでしょう。

センター試験でボーダーを突破できる学力とその大学の要求にこたえられる能力と資質。この2つが大切です。

国公立大医学部(AO・推薦入試)ボーダーライン(合格者平均点、2015年度:抜粋)

  センター試験 個別試験
平均点 満点 得点率 平均点 満点 得点率
旭川医科大 477.1 550 86.7% 268.4 350 76.7%
個別試験:理科2科目200点、面接(集団)150点
新潟大学 494.1 550 89.3% 段階評価
個別試験:面接
金沢大学(一般枠) 724.6 800 90.6% 161.6 200 80.8%
個別試験:面接(口頭試問)
金沢大学(石川枠) 706.2 800 88.3% 163.5 200 81.8%
個別試験:面接(口頭試問)
浜松医科大学 829.2 950 87.3% 1218.6 1500 81.2%
※注:個別試験⇒合計点
個別試験:適性検査、面接、小論文
愛媛大学(推薦A) 757.54 900 84.2% 400 314.92 78.7%
個別試験:小論文および面接
愛媛大学(推薦B) 747.63 900 83.1% 400 289.00 72.3%
個別試験:小論文および面接
熊本大学(地域枠) 86.55 100 86.6% 11.60 15 77.3%
個別試験:面接
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