書評

単元ごとに問題演習をすることができる演習書。苦手分野の補強の仕上げに用いると良い。苦手な分野について参考書や講義集などで基本的な知識や考え方を手にいれた後、集中して問題演習をするのに適している。

Z会の本はやや難しめの問題設定になる事が多いが、標準は教科書章末問題～入試の標準レベルに抑えてあり、取り組みやすい。また、解説が非常に充実している。

ただし、問題集であるので、不得意分野をこの問題集で克服しようとしてはいけない、必ず、参考書や問題集で一通り勉強をしてから取り組むこと。また、分野の項目を全て網羅しているわけではない。あくまで、実力を入試の標準レベルに持ち上げるためのトレーニング用の本という位置づけ。

内容は旧課程の短期集中インテンシブ10【標準編】と同じ。

目次

• 平面ベクトルの計算　例題1：平面ベクトルの計算　例題2：平面ベクトルの成分
• 平面ベクトルの内積　例題1：平面ベクトルの内積　例題2：平面ベクトルの成分と内積
• 平面における位置ベクトル　例題1：分点の位置ベクトル　例題2：交点の位置ベクトル
• ベクトル方程式　例題1：直線のベクトル方程式　例題2：ベクトルの終点の存在範囲
• 平面ベクトルと図形（1）　例題1：三角形とベクトルの等式　例題2：共線条件
• 平面ベクトルと図形（2）　例題1：三角形の面積　例題2：平面ベクトルと証明
• 空間ベクトルの計算・内積　例題1：空間ベクトルの計算・平行条件　例題2：ベクトルの内積
• 空間における位置ベクトル　例題1：分点の位置ベクトル（空間）例題2：空間ベクトルの一次独立
• 空間ベクトルと図形（1）　例題1：直線のベクトル方程式（空間）例題2：球面の方程式
• 空間ベクトルと図形（2）　例題1：共面条件　例題2：四面体の体積