チェコ国立マサリク大学 医学部 日本人コーディネーター(峯岸 恵里さん)への取材②
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今回は、日本人留学生の学校生活についてお伺いします。まず、大学の授業は何時から何時まででしょうか。
- Ans:
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予備コースは、基本的に9時から16時までです。1時間50分授業で、毎日6コマの授業を受けます。曜日によっては、2時間目(10:00)からスタート、または、5時間目(14:50)に終了する日もあります。
本コースは、学生がどのグループに所属するかによって、時間帯が変わってきます。日によっては、午後からスタートする学生もいますし、逆に午前中のみの場合もあります。
- Que:
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部活やクラブ活動などはありますか。また、日本人学生で参加している人はいますか。
- Ans:
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マサリク大学医学部には、マサリク国際医学生協会(MIMSA)という、医学部英語プログラムの学生が組織している団体があり、クラブ活動も提供しています。バスケットボール部やサッカー部に所属している日本人学生もいますが、勉強が優先ですし、これらの部に入部するには難関の入部試験に受かる必要がありますので、多くはいません。
しかしながら、MIMSAでは、スポーツやパーティーを通しての交流会を催すだけではなく、先輩による講義や様々なアクティビティーも企画していますので、MIMSAの活動に参加することで他の医学生との交友を広げることが出来ます。
- Que:
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スタディルームはどれくらい利用されていますか。毎日使っている学生は多いでしょうか。
- Ans:
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毎日スタディルームを利用している学生は全体の約1/3で、週に2~3回、授業の合間に来る学生がほとんどです。私たちのスタディルームでは、チェコ人の医学生や先輩が講師になって、少人数のチューターレッスンを開いていますので、そのレッスンに参加するために来る学生もいます。
- Que:
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定期試験はいつごろでしょうか。また、難易度は高いですか。
- Ans:
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2学期制ですので、定期試験期間は年に2回あります。2016/2017年度は、1月9日から2月17日までが前期の試験期間、7月10日から8月27日までが、後期の試験期間です。範囲も広いですし、口頭試問もありますので、難易度は高いかと思います。科目によっては、学期中に小テストもあります。
- Que:
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ありがとうございます。では次に、現地コーディネーターさんのお仕事について伺わせてください。大学や役所への届け、病院へのかかり方、国境を越える際の注意点など、生活上で必要なことでも、日本と違うために学生にはわかりにくい事が多いと思います。こうしたことのサポートもしていただけますか。
- Ans:
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到着後一週間で行うべき手続きは、全てコーディネーターが同伴します。例えば、チェコには「到着から3日以内に外国人警察にて、登録手続きをしなければならない」というルールがありますが、手続きには必ずコーディネーターが同伴します。その他にも、バスの乗り方や、街中の案内、かかりつけ医の登録、銀行口座開設、携帯電話購入の手続き等もサポートしています。
オフィスに来ていただければ、私たちコーディネーターがいますので、些細なことでも相談してください。
- Que:
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夜中に急病になった場合にサポートをしていただけますか。
- Ans:
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救急車や警察が必要な場合など緊急の際には、オフィスアワー外であっても対応します。日本のご自宅や保護者様への連絡も、東京オフィスと連携して迅速に行います。
- Que:
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アパート探しや不動産屋との交渉など、住居関係の事についてもサポートしていただけますか。
- Ans:
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はい。特に、渡航前の学生でアパートへの入居を希望している学生には、代わりに内見にも行っています。また、アパートを探すだけでなく、契約書の確認、入居日に行うべきこと等のアドバイスも行っています。入居後、トラブルがあった場合等、必要な際には都度対応しています。