ハンガリー医科大学事務局、チェコ医科大学事務局では、医学部本コース合格者および予備コース合格者を対象として、6週間にわたる入学準備講座を実施しています。
この講座では医学部入学後に受ける授業を理解するのに必要な、生物学、医化学、解剖学などを英語で学習することができます。講師は、海外大学医学部の先生およびチューターで、渡航前に理解しておかなくてはいけない内容に重点を置いた指導を実施します。
授業は最新のデジタル教材を用い、PCあるいはタブレットを用いて行います。国内の大学や高校ではまだまだ行われていないICT教育になれるためにも、この6週間は非常に重要な位置を占めます。
逆に、こうした授業を受けずに渡航すると、慣れるまでに時間がかかり、その間に授業に置いていかれてしまうことになるでしょう。
講師陣(2017年度)
- Ms. Tatiana A.Romanova
- 元クラスノヤルスク国立大学准教授
- Ms. Jozefa Artimova
- 元チェコ国立マサリク大学医学部講師
- Mr. Tomas Mihok
- マサリク大学医学部チューター
- Mr. Timotej Pazitny
- マサリク大学医学部チューター
2017年度入学準備講座アンケート
2017年度入学準備講座に参加した生徒さんへ、授業満足度と感想からなるアンケート調査を実施しました。
入学準備講座の受講を決めた理由を教えてください。
入学準備講座の受講を決心したのは、異なる教科すべてについて基本的な知識を習得し、これからやってくる新学期に備えるためでした。
私は、医学部での学習の難易度を知っておきたかったし、化学や生物についての知識を強化したいと思っていました。ラテン語やアナトミー(解剖学)は私にとっては新しい教科でしたから、最初の年に怒涛の如くやってくると思われるこれらについて、いくらか知っておきたいとも思いました。
授業内容について
Medical Latinの授業について(講師:Dr.Artimova Jozafa)
強く思う | どちらかといえば そう思う |
どちらともいえない | そう思わない | |
---|---|---|---|---|
授業全体の構成は適切だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
教材は(分量・内容)適当だった | 11 | 1 | 0 | 1 |
講師の教え方は適切だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
授業のレベルは適切だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
他の学生に勧めたい授業だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
Medical Latinの授業についてコメント
私たちは2週間で多くの授業を受講しましたが、Ms. Artimovaの授業はラテン語を教えるだけではなく、その起源まで教えてくれるため、非常に有意義でした。彼女は実用的なアプリケーションを持っていましたが、これは医療の現場でのラテン語の重要性について理解するのに非常に有効でした。
他の生徒の声
- 英語があまりわからなくても、教材と先生の説明がしっかりしているので、努力次第で充分ついていける授業です。一番おすすめの授業です。
- 授業はとてもわかりやすく楽しかったです。為になったと思います。
Biologyの授業について (講師:Dr.Tatiana Romanova)
強く思う | どちらかといえば そう思う |
どちらともいえない | そう思わない | |
---|---|---|---|---|
授業全体の構成は適切だった | 3 | 4 | 4 | 2 |
教材は(分量・内容)適当だった | 3 | 5 | 2 | 3 |
講師の教え方は適切だった | 2 | 2 | 5 | 4 |
授業のレベルは適切だった | 3 | 4 | 4 | 2 |
他の学生に勧めたい授業だった | 1 | 2 | 5 | 5 |
Biologyの授業についてコメント
Ms. Romanovaはプレゼンテーションをするための資料と、助けになるPDFテキストを多く用意してくれました。彼女は、生物に関する多くの、興味深い、実際的な応用に言及しました。これらは非常に興味深く、たんぱく質や分子についての理解を深めるのに役立ちました。改善点を上げるとすると、生徒と先生の間に、もう少し質疑応答ができるような空気を作ってほしいと思います。少し、質問がしずらいように思いました。
他の生徒の声
- 内容そのものは日本の高校レベルとさほど変わりません。しかし、覚えることが多いため英語力がないとけっこう大変で、授業も単調になりがちなので地道な努力が大切です。
- ディスカッションはとても為になったと思いますが、授業全体では基礎的な内容にあまり触れていなかったように感じました。個人的には先生の話は興味深かったです。
Anatomyの授業について (講師:Mr.Timotej Pazitny)
強く思う | どちらかといえば そう思う |
どちらともいえない | そう思わない | |
---|---|---|---|---|
授業全体の構成は適切だった | 9 | 4 | 0 | 0 |
教材は(分量・内容)適当だった | 10 | 1 | 2 | 0 |
講師の教え方は適切だった | 11 | 2 | 0 | 0 |
授業のレベルは適切だった | 11 | 2 | 0 | 0 |
他の学生に勧めたい授業だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
Anatomyの授業についてコメント
解剖学は非常に要求の多い教科で、
他の生徒の声
- 覚えることが多くて大変でした。コツコツやっていかないとなかなか頭に入ってこないし、ラテン語の知識も要求されるのでとにかく暗記です。しかし医学そのものの基礎にあたる分野なので、最も臨床現場で用いる知識の多い学問であると思います。
- エクストラミーティングなどを開いてくださったのでとてもためになりました
Chemistryの授業について (講師:Mr.Timotej Pazitny)
強く思う | どちらかといえば そう思う |
どちらともいえない | そう思わない | |
---|---|---|---|---|
授業全体の構成は適切だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
教材は(分量・内容)適当だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
講師の教え方は適切だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
授業のレベルは適切だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
他の学生に勧めたい授業だった | 11 | 1 | 1 | 0 |
Chemistryの授業についてコメント
他の生徒の声
- 最初は理論化学の基礎から入っていきますが、有機に入った途端急にレベルが上がります。暗記と論理的思考のどちらも要求されるし、応用力の高い学問の一つなので、きちんと理解を深めることが重要だと思います。
- フラッシュカードの配布や最後の口頭試験など能動的に学習する感じが良かったです。
Biophysicsの授業について(講師:Mr.Tomas Mihok)
強く思う | どちらかといえば そう思う |
どちらともいえない | そう思わない | |
---|---|---|---|---|
授業全体の構成は適切だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
教材は(分量・内容)適当だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
講師の教え方は適切だった | 12 | 1 | 0 | 0 |
授業のレベルは適切だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
他の学生に勧めたい授業だった | 13 | 0 | 0 | 0 |
Biophysicsの授業についてコメント
他の生徒の声
- 生物物理学というあまり馴染みのない学問ですが、CTスキャンの理論や細胞間の物質のやり取りなど意外と医学に直結した内容の多い分野です。物理というだけあって思考力を問われる場面も多い学問なので、化学と同様理解を深めることが大切です。
- biophysicsは初めてだったけれど毎回授業の前に前回の復習時間があったり、テストをしたりで記憶に残る授業でした。とてもよかったです。