ハンガリー・チェコの国立大学医学部を卒業後、厚生労働省の医師国家試験受験資格認定を通過すると、日本の医師国家試験を受験できます
日本の医師国家試験は海外の大学の医学部を卒業した場合にも得ることができます。 ただし、どの大学でもよいわけではなく、厚生労働省が定めた基準以上の大学を卒業している必要があります。
海外大学医学部を卒業した場合の日本の医師国家試験の受験資格は、卒業した大学によって、大きく次の3つに分かれます。
- 1)「受験資格なし」:卒業した大学が日本の厚生労働省の基準に合わない場合です。卒業しても日本の医師国家試験の受験資格はありません。
- 2)「予備試験受験資格」:卒業後、日本で医師国家試験予備試験を受験して合格した場合、1年以上の実地修練を経て、日本の医師国家試験を受験することができるようになります。
- 3)「医師国家試験受験資格」:卒業後、ただちに日本の医師国家試験を受験する事ができるようになります。
ハンガリー国立大学医学部(センメルワイス大学、デブレッツエン大学、セゲド大学、ぺーチ大学)及びチェコ国立マサリク大学医学部は、3)の「医師国家試験受験資格」の基準を満たしている大学です。
そのため、6年間の留学を終えて日本に帰ってきた時点で、医師国家試験を受験する資格を 有します。(※)。
医師国家試験を受験するに当たり、厚生労働省に出身大学の医学部卒業証書を含む医師国家試験受験の出願をする必要がありますが、ハンガリー医科大学事務局、チェコ医科大学事務局では、医師国家試験出願のための書類手続きのサポートをしています。
2015年にはハンガリー国立大学医学部を卒業した15名のうち13名(86.7%)が日本の医師国家試験に合格しました。
(※)大学を卒業後、個別に厚生労働省の審査を受ける必要があるため、大学での試験の成績等の結果によっては認定結果が異なる場合もあります。
【情報提供】
この記事はハンガリー医科大学事務局・チェコ医科大学事務局の提供する情報に基づいて作成しました。
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