ハンガリー第二の都市であるデブレツェンは、ルーマニアの国境に近いハンガリーの北東に位置し、人口20万人のコンパクトにまとまった都市です。
古くから交通の要衝で、農作物の流通のハブ都市として栄えました。現代でも穀物や牛・豚などの生産が盛んな農業地域です。
大きな都市ではありませんが、国際空港があり、ロンドン、パリ、ミュンヘン、ミラノなどへの直行便が飛来しており、また、ブタペストの空港へは電車で2時間半程度の距離です。

デブレツェン大学の留学生をサポートしている石田恵さんに取材をしました。

デブレツェン大学
Que.1:

これからハンガリー国立大学医学部を目指す学生さんへ、身につけておいた方が良い力や考え方などがあればアドバイスをお願いします。

Ans.1:

勉強だけでなく生活面など全般的に、受け身ではなく何事も積極的に責任を持って頂きたいです。今まで学生を見ていると、例えば何かしら提出日などの期限が定められると、学業がうまくいっている学生はすぐに対応する場合が多いですが、逆に学業がうまくいっていない学生に限って期限ギリギリ、もしくは遅れる傾向にあります。連絡が取りづらいのも勉強がうまくいっていない学生に多いので、普段から勉強を含め全般的に遅れを取らないよう気を付けることが大切だと思います。

Que.2:

これからハンガリー国立大学医学部を目指す学生さんの保護者さんへのアドバイスや、サポーターさんの体制を簡単にご説明ください。

Ans.2:

デブレツェンでは日本人学生数が毎年増加傾向にあるため、手取り足取りのサポートはなかなか難しいのが現状です。それでも初年度は特に細かい質問やリクエストの対応をしていますが、2年目ともなれば殆どの学生が生活にも慣れ、コーディネーターよりも詳しく知っていることも出てくる程です。学生がこれから医師として一人前になるためにも、私達コーディネーターからのアドバイスやガイドを参考にして、自主的に自分でできることはこなしていって欲しいと思います。

Que.3:

いまお仕事をされている大学、あるいはハンガリー共和国の魅力や良さを教えてください。(食べ物や観光地、人の性質など、なんでも結構です。)

Ans.3:

ハンガリーに来てまずその安さとボリュームに驚いたのは何と言ってもフォアグラで、そのお供としてワインも美味しいです。今年は欧州で一番のクリスマスマーケットとしてブダペストが選出されたように、パプリカ入りのソーセージやホットワインなど寒い中屋台を巡るのはヨーロッパならではの楽しみ方と言えます。