【私大医学部ニュース】2017年度愛知医科大学募集要項の変更
(2016年6月26日更新)
2017年度入試から、愛知医科大学は推薦入試の年齢制限が1浪までに広がります。今までは現役のみまででしたが、これにより、藤田保健衛生大学を受験できなくなった浪人生が愛知医科大学に流れ込むことになり、今年はかなり倍率が上がることが予想されます。
また、愛知県特別枠(地域枠奨学金つき)が、推薦入試でも募集(5名)となり、従来のセンター方式と合わせて10名を募集することになりました。
愛知県特別枠は、愛知県および愛知医科大学から奨学金が与えられるもので、愛知県から1,100万円、愛知医科大学から900万円が支給されます。
償還の必要のない奨学金ですが、卒業後5年間(初期臨床研修2年、後期研修3年)を愛知医科大学で勤務し、その後、5年間を愛知県が指定する公的医療機関に勤務する必要があります。
また、推薦入学試験と同時に、国際バカロレア認定者を対象とした試験が実施されます。
れらの動きから、愛知医科大学も藤田保健衛生大学と同様に国際化、比較的若い現役生・1浪生の確保など、多様性があり、優秀で、若い学生を募集しようとしていることがわかります。
こうした動きは、受験生の皆さんにはかなり刺激の強いものだと思いますが、大きな視点で見れば、それだけ医学界が大きく動こうとしていることの現れです。これからフロンティアが今以上に増えていくと思います。
ぜひ入試を早く終わらせて、そのフロンティアで活躍してください。
一般入試では、英語が記述式からマークシート式に変更になります。以前は文法も読解もまんべんなく出題され、類語表現など特徴のある出題がなされていましたが、それらがどのようになるのかは未知数です。
おそらく、出題バランスは変わらないと思いますが、合格者平均点が上がることは避けられないでしょう。
2017年度 愛知医科大学入試変更点
2016年度入試 | 2017年度入試 | |
推薦入試(公募制) | 25名 | 25名、1浪まで 評定平均値3.7以上 |
推薦入試(愛知県特別枠) | 【新設】 5名、1浪まで 評定平均値3.7以上 | |
国際バカロレア入学試験 | 【新設】 国際バカロレア資格を持つもの 若干名 | |
一般 | 65名 | 65名 英語:記述式→マーク式 |
センター利用入試 | 15名 現代文・数学・理科2科目・英語 | 15名 現代文・数学・理科2科目・英語 |
センター利用入試(愛知県特別枠) | 8名 現代文・数学・理科2科目・英語 | 5名 現代文・数学・理科2科目・英語 |