【私大医学部ニュース】2017年度帝京大学募集要項の変更
(2016年7月1日更新)
2017年度入試から、帝京大学は推薦入試(公募制)8名を実施します。それに伴って、一般入試の募集人数が108名から100名に減少します。
推薦入試(公募制)は評定平均値4.0以上、出身地域の制限なし、現役のみ。同じ日に行われる推薦入試(福島県地域枠)は、評定平均値4.0以上、福島県の高校に在学中の現役のみで、福島県地域医療医師確保修学資金を受給する意思のあるものに限られます。
福島県地域医療医師確保修学資金は、福島県が支給する奨学金で、入学時に100万円(上限)以降、1か月あたり23万5千円(上限)が支給されます。卒業後、福島県知事の指定する臨床研修病院で研修を行い、その後、福島県内の指定された医療機関で医師として従事しなくてはなりません。(臨床研修を含めて9年間従事すると、奨学金の返還義務が消滅します。)
試験での変更点は、一般入試で2次試験が実施されます。2次試験では、従来行われていた面接試験に加え、課題作文が課されます。
また、センター利用入試の二次試験は、従来の英語長文問題と面接試験に加えて、課題作文が課されます。
全体的に、入試難易度が上がる方向への変更で、学費減額以降、ずっと続いてきた帝京大学の偏差値上昇をさらに促すものと言えます。
一般入試の入試科目は変更がないことから、今年は合格最低点が大きく上昇する可能性も考えられます。
2017年度 帝京大学入試変更点
2016年度入試 | 2017年度入試 | |
推薦入試(公募制) | 【新設】 8名、評定平均値4.0以上、現役生 | |
推薦入試(福島県地域枠) | 2名、評定平均値4.0以上、福島県内の高校に在学する現役生 | |
一般入試 | 108名 | 【二次試験を実施】 二次試験:面接、課題作文 |
センター利用入試 | 10名 | 【二次試験を変更】 二次試験:面接、課題作文、英語長文問題 |