分析表

傾向

60分で大問は7問。全てマークシート式。2015年度までは記号選択式と記述式の併用であったが、2016年度に記号選択式のみとなり、2017年度からはマークシート式になった。2017年度までは大問が6問であったが、2018年度は1問増えて7問となった。第1問は長文読解空所補充問題。第2問は発音・アクセント問題。第3問は短文空所補充問題。第4問は会話文空所補充問題。第5問は文削除問題。第6問は語句整序作文。第7問は長文読解内容一致文選択問題。

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「時代に規定される思考」
「味覚地図は存在するのか」★
「細胞の発見」★
「ワクチン治療の利点」★
「バーチャルリアリティーの用途」
「分子遺伝学の発達と遺伝子治療」★
「進化とは何か」
「クローン技術が生まれた背景」★

対策

・問題量がやや多いが、発音・アクセント問題や文法・語法・語彙、会話文などの空所補充問題も多いため、そうした問題で迷わずに解答できれば読解問題に十分な時間を確保して読み解くことができるはずである。

・2018年度から導入された文削除問題は意外と時間がかかるため、時間配分に気を付けること。

・自然科学系の多様なテーマが出題されているので、そうした英文を中心に読む練習をして、語彙力も増強しておこう。

攻略ワンポイント

▼設問形式は大半がセンター試験に類似しているため、文法・語法・語彙・語句整序作文・文削除問題・会話文空所補充問題はセンター試験対策問題集を使うことでかなりカバーできる。苦手な分野を発見し、分野別に克服していこう。

〈例題〉空所補充問題

Grades were given based on the extent ( ) students participated actively in class.
1. for that　　　2. of when　　　3. whose　　　4. to which

（2018年度岩手医科大学医学部第3問より）

〈正解〉4.
〈解説〉先行詞がextent（程度）で、空所の後はstudentsが主語、participatedが述語動詞の第1文型の文が成立しているので〈前置詞＋関係代名詞〉のto whichが正解。

参考

▼過去問題

▼発音問題対策

▼語句整序作文問題対策