分析表

傾向

60分で大問は4問。記号選択式と記述式の併用。Ⅰは長文読解総合問題、Ⅱは文補充問題、Ⅲはグラフ読み取りと長文読解空所補充、Ⅳは会話長文問題。長文読解総合問題では内容一致文選択問題、語句の言い換え問題、主題選択問題、下線部和訳問題と、長文の内容に関連した自由英作文が出題されている。会話長文問題ではグラフや他の情報と合わせて読み解くことが求められている。グラフ読み取り問題では「スウェーデンにおけるクレジットカード払いの現状」、「5歳未満の児童の死亡原因」、「都市部の過剰な人口密度問題」といったテーマが出題されている。

読解問題過去出題テーマ（★は医療系テーマ）

「貧しい家庭の生徒が健康的な生活を送れるようにするためのある高校の取り組み」★
「書き言葉の学習と脳の関係」
「2015年の冷凍食品売上高」
「電動自転車の利点と欠点」

対策

設問そのものの難易度は標準～やや難しめだが、試験時間からすると問題の分量が多く、出題形式も多岐に渡るため、あれこれ迷わず次々に正確に読み解く力が求められている。長文読解総合問題ではテーマに関連した自由英作文も出題されているが、25語以内という短い語数での解答が求められるため、無駄な表現を省き、簡潔な表現で自分の言いたいことが的確に言えるように練習する必要がある。長文読解総合問題では内容一致文選択問題や主題選択問題で確実に得点するために「なぜその選択肢が正しくて他が誤りなのか」を説明できるように根拠を持って解く練習をしよう。また、グラフや図表の内容を把握させる問題も出題されているため、グラフや図表の内容を速く正確に把握することも必要である。時間が足りなくなる最大の原因は「迷い」にある。迷わずに一読で理解して解けるだけの語彙力・文構造把握力・内容理解力を身につけることを心がけよう。

攻略ワンポイント

文補充問題では、キーワード、指示語、言い換え、論理展開を示す語句等に注意すること。また、指定された挿入する文をあらかじめ読んだ上で本文を読み進め、挿入する文の情報がどこで初めて登場したのか考えながら適した箇所を探すこと。

参考