情報を制するものは勝負を制すると言います。受験に限らず、自分の出来ることを知り、相手の望むことを知ればおのずと進むべき道が見えてくるものです。大人になったとき、相手(社会)が求めているものを見つけだし、その中から自分の出来ることを探すというプロセスは人生の成功の第一歩であり、ほとんどすべてと言っても良いでしょう。

しかし、1年間で実力を伸ばし、成果を出さなくてはいけない大学受験においてそうした情報収集と分析を生徒がすべて行うのは不可能です。

そこで、予備校には授業をするほかに受験情報を集めて分析し、適宜、生徒に伝える事が期待されます。

【取材】メルリックス学院学院長 田尻 友久 先生

メルリックス学院学院長 田尻 友久 先生、メルリックス学院がこだわる受験情報についてお話を伺いました。

私立医歯学部のみに絞り、データにこだわる。

平野:

メルリックス学院は私立医歯学部に特化されていますが、なぜ、私立だけなのでしょうか。

田尻:

メルリックス学院は、私立医歯学部の合格だけに的を絞り、私立大学医学部31大学と歯学部17大学の情報に精通し、どこよりも詳しい情報を持っていると自負していますが、どこよりも詳しいと自負できるほどデータを集めることができたのは、私立大学医学部と歯学部のみにターゲットを絞ったためです。国公立まで守備範囲に入れていたら、とてもこれだけのデータを集め、分析し、指導に活かすことはできなかったと思います。

平野:

なるほど、ターゲットを絞ることでどこよりも詳しくなったということですね。データの豊富さと詳しい分析は生徒にとっては頼もしいと思います。

田尻:

大学入試のデータは、文部科学省や大学が公表しているものだけではなく、独自に大学へアンケートを送付して得ているものもあり、一般には非公表のものも含まれています。これらのデータは、メルリックス学院の専門スタッフにより分析され、指導に役立てております。

8年連続推薦入試合格者数日本一とメルリックス学院の持つデータ

平野:

具体的にはどのように指導に活用されているのでしょうか。

田尻:

まず、教科指導においては私立大学医学部の過去問研究から、大学ごとに出題されやすい分野を分析し、教材作成に役立てています。過去問だけで構成されたテキストもあるほどです。入試データについては、各生徒の特性や成績から、最適の受験校を提案し、そこから逆算して今やるべきことを決めていきます。これは後述しますが、各生徒の特性や成績をしっかりと把握できる担任・副担任制度と毎月行われる生徒面談という制度がこれを可能にしています。

それから、面接や小論文などの情報はファイルにまとめて学院生であればいつでも閲覧できるように用意されています。

平野:

推薦入試についても非常に多くの合格者を出しておられますね。

田尻:

繰り返しになりますが、データの収集と分析と整理、指導への活用がメルリックス学院の大きな強みです。その結果として渋谷と福岡の2校舎展開ながら、ほかの全国展開をしている予備校を抑えて8年連続で推薦入試合格者数日本一を達成したこともあります。推薦入試についての十分な情報があるからこそできたことです。

医学部予備校としてのメルリックス学院の責務

平野:

メルリックス学院は医学部受験にまつわる非常に多くのデータを様々な形で発信しておられますね。

田尻:

メルリックス学院では、私立医歯学部受験攻略ガイドだけではなく、私立医歯学部受験攻略ガイド発売前の速報である「私立医歯学部入試総括」や「医系小論文・面接用語集」、「小論文・面接の極意」などの小冊子、田尻友久Official Blog、メールマガジンなど、様々な方法で情報を提供しています。

平野:

メルリックス学院が情報に力を入れておられるのはよくわかるのですが、すべてを開示すればライバル予備校や塾にとってもプラスになってしまうように思います。

田尻:

確かにその恐れはあります。しかし、私たちメルリックス学院は、私立医歯学部専門予備校として日本でも有数の歴史を持ち、その中で多くの入試データとそれを活かした指導の経験を蓄積してきました。 特に私立医学部入試は公表されていないデータや不確かな噂もあり、受験生や保護者の方々が不安を感じることも少なくありません。

長年の経験で得た知見と、どこよりも早く正確な入試情報を受験生の皆さんにお届けすることが、私たちの社会的責務だと考えています。

「医系小論文・面接用語集」「小論文・面接の極意」

平野:

最後に「医系小論文・面接用語集」と「小論文・面接の極意」について教えていただけますか。

田尻:

医学部や歯学部の入試では、国公立私立を問わず、すべてと言っていいほどの大学で小論文と面接が課されています。これは、学力が高い者が必ずしも望ましい学生、良い医療人となるとは限らないためです。私立医学部の一般入試であれば、学力水準を問う一次試験を突破した人は二次試験で面接、小論文、適性検査などからなる二次試験を受験します。

医学部の面接や小論文は決して表面的なものではなく、しっかりと考えられてつくられていますし、医学用語をある程度知っていないと書けない小論文や答えにくい面接もあります。また、1次試験を通ったとはいえ、その中の3人に1人程度しか合格できない大学もありますし、面接や小論文にも配点をしている大学もあって、決して形式的に行われるものでもありません。一次試験での成績を逆転して合格することもあるし、逆に、一次試験が良くても二次試験のできが悪ければ不合格にされる場合もあります。

メルリックス学院の「医系小論文・面接用語集」と「小論文・面接の極意」は、このような私立医歯学部の小論文や面接についてわかりやすくまとめたものです。

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田尻友久Official Blog

※この記事は、メルリックス学院渋谷校における取材をもとに作成しています。